なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

27年ぶりの郷土村長と語る

七月一日昼、仲程實信村長は、二十七年ぶりに南米ブラジルより帰郷した、仲程朝善、春子御夫妻、瑞慶覧マサコさんの御三人を瑞慶覧長亀さん宅に訪ねてみました。
仲程朝善(長亀さんの長女婿)御夫妻、マサコさん(六女)は、父・長亀さんの八十五歳の生年祝のため帰郷し、渡伯当時(昭和三十三年-一九五八年)に比べて、大里村が大きく変貌していることに驚嘆していました。
特に、昭和四十七年復帰以降、急激に整備された学校施設、道路、農地、改善センター、公民館等公共施設が完備されていることに対し、現状の"浦島太郎"ですと心境を語っていました。
これに対し、仲程村長は「このようにいろいろな分野で整備拡充されたのは、国県の補助政策のお陰であり、今後尚一層国県に折衝を重ね、村の発展に全力を注ぎます」と語られました。
仲程御夫妻は渡伯当初五年程農業をしていたが現在は、パラナ州ロンドリイナ市で野菜の小売業を営んでおり、日本人は、フラジルに対し貢献度が高く、絶対的信用があり政財界に活躍し、ほとんどの県民が中流以上の暮しをしているとのこと。
又、この数年通貨の変動が激しく超インフレ化に拍車がかかり、経済恐慌をきたしており、社会福祉事業等に乏しい状態であり、医療保険等も現金優先主義で"医は仁術か算術か"と批判されています。
(昨年、交通事故で少年がひかれ通りすがりの人が大病院に担ぎこんだ。病院は治療費の責任がないと断わった。次の病院でも断わられた。そして、次の病院では一見して診療台にのせたが、時すでに遅く出血多量で絶望であった。少年は死んだ。そして、身元が判ったら初めに断わった大病院の息子であった。との悲劇が生じ"死なしてみれば我が子なり"と世のひんしゅくをかった)
最後に「公共施設、土地改良事業、農道事業、モデル事業による集落環境の整備を完備し、益々村の発展に向けてがんばって下さい。と二十七年ぶりの帰郷に際し語っておりました。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1cU5_kSyzdjZnj7NUliBBem0nNiKT4Ez0/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008460
内容コード G000000919-0004
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第87号
ページ 3
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1985/08/01
公開日