なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

国民健康保険について

アラタマヌトゥシ
新玉の年に
タンクブカザ
炭と昆布飾て
ククルシガタ
心から姿
ワカ
若くなゆさ
琉球古典音楽の、かぎやで風の曲に乗せて、歌われる、新年を寿ぐ歌です。
床の間や玄関に、しめ縄といっしょに、木炭、昆布、ミカンなどが、セットされて飾られますが、木炭と昆布は、たん(炭)とよろこぶ(昆布)の語呂からの縁起で、ミカンは普通のミカンと違って、黄金九年母(クガニクニンブ)とか、代々黄金(デーデークガニー)とかの名称で呼ばれているミカンを供えるべきだが、手にはいらないために、普通のミカンで間に合わせております。
ところで、"心から姿、若くなゆさ"の下句ですが、これは身も心も、健康なひとでないと歌えません。
五八年度大里村国民健康保険の決算状況について、見てみますと、被保険者となった年間人員五、〇四三人のうち、病気にかかった人が、三、七二六人ですので、百人のうち、七四人の割合いで病気にかかったことになり、一か年間、身も心も健康でお正月を迎えた人とは、百人のうち、二六人ということになります。
医療費について見てみますと、総額が、三億六、〇六九万円で、そのうち、村の保険財源で支払ったのが、二億七、六七一万円となっております。
村の保険財源で支払った分を、年間平均の被保険者数及び世帯数で割ると、一人当りの医療費が六〇、七七六円で、一世帯当りでは一一一、三九四円となっております。年間、五〇万円以上の医療費を支払った病人が八九人、そのうち、百万円以上は五六人となっております。
このような医療費を支払うために、みなさんが納付していただいた保険税は、一人当り二一、六九六円、一世帯当り七五、四六三円になっております。
新年早々、暗い話しをもち出して、誠に申し訳なく思っておりますが、今年こそ、健康に留意されて、飲み過ぎず、食べ過ぎず、毎日風呂を浴び、自分の体をしっかりと守って、来年のお正月は、"心から姿、若くなゆさ"と、心の底から明るく歌える健康優良者が増えて、税金が減ることを国保年金課一同、心からお祈り申し上げます。

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大分類 テキスト
資料コード 008460
内容コード G000000914-0010
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第82号
ページ 8
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1985/01/01
公開日