刀匠兼濱清周さん(三二)が沖縄で初めて日本刀の鍛刀道場を(稲福区)につくり、十四日午前九時半、その火入れ式が古式豊かに行われた。式典には兼濱さんの師匠宮入清平さんら関係者多数が参席火入れ式を見守った。御本尊奉掲に始まり仏前の儀式が執り行なわれた後、本十から取り寄せた玉鋼(たまはがね)を藁灰(あく)の中に入れ、素延べになるまで上鍛えが行なわれた。引きつづいて師匠、後援会長のあいさつがあり、来賓として参席した仲程村長は「沖縄初の鍛刀道場は村の誇りであり、ぜひ立派な刀を作ってほしい」とあいさつした。兼濱さんは昭和四十九年知人に見せてもらった剣の魅力に取りつかれ、その知人の紹介で宮入師匠に弟子入り。当初宮入さんは「南国育ちは認耐力がないから」と相手にしなかったが、熱心さに負けて弟子入りを許したという。厳しい修業を続けて十年、晴れて免許皆伝、この度の鍛刀道場開きの運びとなった。本名は兼濱昇。元をただすと大里村平良区の出身である。
兼濱さんは「十年間の修業を生かし、日本一の名刀をつくり上げて見せます」と語った。
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| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008460 |
| 内容コード | G000000912-0008 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第80号 |
| ページ | 6 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1984/10/31 |
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