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非行 何が彼らをそうさせるか② 自立へのステップ-第二反抗期

仮に、わが子がたばこを吸っているのを見かけたとします。やめさせるには、親としてどう対処するのが良いとお考えですか。
有無を言わせず、絶対いかんといって平手打ちの一つもくわせますか。未成年者の喫煙は禁じられていると、法律を盾にとって説得するでしょうか。あるいは体によくないからと、健康面から迫るでしょうか。
どれが最良の方法かは、一概に言えません。家庭環境や親子関係、子供の成長段階などによって、対処の仕方も違ってくるからです。
■ひとつ間違うと非行に陥る-
非行に走る少年たちの2人に1人は中学生です。年齢的には12、3歳から14、5歳、精神的な発達段階からすると、第二反抗期にあたります。
思春期あるいは第二自己主張期とも呼ばれるこの年齢は,一人前の人間として自分の存在を周囲に認めさせたいという欲求が非常に強くなっていきます。それは超自我の目覚めであり、親から離れて精神的な自立をめざす一つのステップといえます。
「もう、親の指図を受ける年ではない」「親の言うとおり従っているなんて、子供っぽくて」-こうした反発心自体は、決していけないことではありません。
自主性の芽生えという点では望ましく、むしろ反抗しない子供を心配したほうがいいくらいです。事実、わが子の非行を知らされ"素直でおとなしいうちの子に限って…‥と絶句する親が少なくないのです。
要は、第二反抗期(第二自己主張期)を、どう体験させるかということです。自立期ではあるものの社会的にはまだ未熟なため、ひとつ間違うと非行に陥りやすいというのが、この年代の大きな特徴です。
■他律から自律への転換期-
中学生ともなると、たばこを吸ってはいけないことぐらい百も承知しています。親に見つかればしかられることも.よく分かっています。では、なぜ、あえてたばこを口にするのでしょうか。たばこに限らず、この年代の子供は、いわゆる"世の中の決まり"をあえて破り、大人がマユをひそめるようなことを平気でするようなところがあります。反抗期といわれるゆえんですが、これは自己主張の表れでもあるのです。世の中の決まりだから、親が言うから従うというのではなく、体験を通して自らの意志で判断し、納得ずくで受け入れようとする心が働いているのです。他律から自律への転換期-頭ごなしにどやしつけるだけでは事がすまないのもそのためです。
このような、子供たちの心理状態に着目し、どう言えはこの子の心の中に響くのだろうかということを、いつも考えながら接することが大切です。

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大分類 テキスト
資料コード 008460
内容コード G000000910-0010
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第78号
ページ 6
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1984/08/31
公開日