なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

村内農業の現状―その5― 将来性ある養蚕業 ジャーガル土壌・桑栽培に最適 養蚕組令を訪ねて

ここ二、三年村内に桑畑が散見されるようになった。
養蚕は、村内で未だ耳新しい。
沖縄の養蚕は、第二次大戦を境にして急激に減少の一途をたどってきたが、昭和四七年本土復帰とともに養蚕振興の気運が高まり、宮古、八重山地域を中心に大規模の桑園造成が進められつつある(県養蚕業指導所資料)。
養蚕組合として組織結成したのは、大里村養蚕組合が初めてといわれる。
=大里村養蚕組合=
設立 昭和五六年十月
会員数 十四名。
目的 大里村養蚕の振興と、会員相互の交流を図り、村農業の発展に寄与することを目的とする。
現状 養蚕はいわゆる繭を取るためであり、繭の価格が、農業所得を決定する。繭の取引は、蚕糸業法第十五条で、検定によって公正さが保たれている。
養蚕経営がうまくいけばそれに見合った収入が得られる。
同組合では、結成して未だ日が浅いので、試験的段階であるが、余り労力も費やせず、規模に応じた収入を上げている。
現在、組合としで宮崎県首藤製糸工場と取引。
同工場から毎月蚕卵を購入し、繭を収め、検定して価格を決め、毎月送金されるしくみとなっている。
課題 新しい農業経営の一つで、過去の資料に乏しく、不安な一面がある。
施設設備に相当の資金がかかる。
青年が、研修を受け、研究を積み重ねていけば、大きく振興が期待されるが、今のところ、そのような後継者が見当らない。


若者がもっと目を向けてほしい
大里村養蚕組合長
照屋長健氏
将来性のある仕事だと思いますよ。
価格も安定しているし、野菜や酪農みたいに、労力が要らず、月毎に収入があることが魅力ですね。
特に大里村の土壌は、ジヤーガルで、塩害もないので、桑栽培に最も適して、中部より上等の桑の葉が取れますよ。
若者たちにもどんどん取り組んでもらいたいが、興味をもつまでは、わし等が頑張っていきます。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1eY-NmBd8wJ983Bn1USSll69I2o-tMi5H/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008460
内容コード G000000909-0007
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第77号
ページ 4
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1984/07/31
公開日