いま、犯罪者のおよそ2人に1人は、14歳以上20歳未満の少年です。
昨年、窃盗や傷害、暴行など刑法に触れる罪を犯して,警察に補導された少年は19万6,783人を数え、戦後38年間の"最悪の記録"となりました。
20歳以上の成人の犯罪は減っているのに、少年犯罪は逆に増加-年齢的には14歳が最も多く、続いて15歳、16歳の順ですが、これらの3つの年齢層を合わせると、少年犯罪全体の75%を占めています。
このように、低年齢化とりわけ中学生が全体の半数を占めていること、女子の割合が5人に1人と増えていること、校内暴力が急増していること-などが最近の特徴です。
「家庭と少年自身に原因」が7割
なぜ、少年非行がこうも増え続けるのでしょうか。少年非行の原因については、いちがいに言えないものの、少年自身、家庭、学校、社会の環境・風潮などが指摘されています。
ところで、ここに1つの調査結果があります。総理府が昨年7月、全国20歳以上の男女5千人を対象に行った少年非行問題についての世論調査がそれですが、「原因」についてみますと、半数近い46%の人が「家庭」にあると答えています。
次いで「少年自身」が25%となっており、両者を合わせると約7割-10人のうち7人が少年非行の原因は家庭と少年自身にあると考えています。
親と子の認識のズレが非行を生む
少年非行の原因となる家庭での問題点としては、幼少期からのしつけが不十分(52%)、子供を甘やかしすぎる(43%)、親子の会話・触れ合いが少ない(39%)などが挙げられています。
一方、最近の少年たちの考え方や行動については、10人のうち4人までが「理解できない」と答えています。
大人と少年たち、親と子の間には、かなりの認識のズレのあることが分かります。
お互いに理解し得ないまま同じ屋根の下で暮らしている-そうした日常生活が少年非行の増加に拍車をかけている、とも考えられます。
親子が歩み寄り、意思の疎通を図ることが大切です。何が少年たちを非行に向かわせるのか、じっくり考えてみたいものです。
| ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1zTlaRRUGiok-X5tRBAzqY_DnX6zQJJXB/view?usp=drive_link |
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| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008460 |
| 内容コード | G000000908-0014 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第76号 |
| ページ | 8 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1984/06/30 |
| 公開日 | ー |