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村内農業の現状 その1 大村酪農組合

わが大里村は、農業立村として広く知られていますが、果して、その名のとおり農業で生活し、村が発展していける状況にあるのか、理想的な方向にもっていくためにはどうすれば良いのか-。
わが村の農業の実態を農業生産者各部会の現状と問題点を紹介することによって、その中から皆で共に考えてみたいと思います。
これは去る六月二十四日に行なわれた第一回大里村農業振興懇談会で、村農業委員会がまとめた資料を基に数回にわたり紹介していきます。

大里村酪農組合

〔目的〕
本組合は、組合員が共に助け合い、近代的酪農の振興と乳価の安定による組合員の所得向上並びに村酪農の発展に寄与することを目的とする。
〔事業内容)
本組合は、目的達成のため次の事業を行なう。
1、飼育技術の向上と優良品種の奨励
2、技術向上のため講習会並びに研究会の開催
3、酪農に関する諸問題の討議並びに陳情要請活動
大里村酪農組合は、昭和五十六年に設立されましたが、その前身の大里・南風原酪農組合は、十四年前の昭和四十四年に発足しているので、ある程度の歴史をもっています。
その歴史の中で、経営面でわずかずつではあるが、年々改善されてきました。

創育頭数の推移
年次 組合員数 飼育頭数 一戸平均
56年 24戸 972頭 40頭
57年 24戸 959頭 39頭
58年 24戸 927頭 38頭

県との比較(58年)
戸数 頭数 一戸平均
県 238 8.402 35.3
大里村 24 927 38.6

この表では年々飼育頭数が減少していることを示しています。
なかなか経営拡大が出来ないのは飼料確保の困難さにあるようです。

酪農農家の経営の現状
酪農家が、農業の中で安定していると言われながら経営が苦しいのは、当初の畜舎律築、農機具、素牛購入に多大の資金を要し、その元利の支払いに売上金の大半がつぎ込まれているためです。
また今一つの要因は、草地基盤が少いために、十月~一月と製糖期終了後の一ケ月間は、飼料とする草がなく、購入粗飼料(乾草)で飼育しなければならないからです。

経営安定への課題
1、経営運転資金として、長期低利の制度資金の融資(村、農協に要請)
2、草地拡大のための遊休地の開墾
3、生乳の消費拡大

右の写真は、大里村酪農組合会長の新垣雅永さんです。
年中無休、1日20時間近くも働きづくめ、おちおち病気も出来ませんーと語る真黒く日暁し、健康そのものの新垣さんでした。
大里村牛乳生産量の推移(県酪農資料)

年度 乳量(kg) 乳代(円)
53年 1,994,265 246,941,535
54年 2,215,783 274,379,483
55年 2,536,619 316,519,660
57年 2,848,937 355,934,507
58年 3,075,252 381,409,805
前頁の表では、飼育頭数が減少しているのにかかわらず、この表では生産量の増大を示しています。質の向上を目指した経営によるのでしようか。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1XHd_OgU8UzFmXM7220VgcibuhN1uZ8HN/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008459
内容コード G000000902-0002
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第70号
ページ 2-3
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1983/08/15
公開日