六月二十四日に村農業委員会主催による第一回農業振興懇談会が行なわれました。「活気づく本村農業を益々発展させるために、村内農業関係者が参集して、本村の農業の現況、課題と対策等について意見を交換し、相互の理解を深めて、農政諸施策に反映させると共に、村内農業関係団体の連携を密にし、諸事業の円滑な推進と本村農業を益々振興、発展させる」ことを目的としています。個々に畑を耕やし細々と農業をしていた時代から、現代は情報を先取りし、機械化し、組識化しないと発展がないと言われますが、その要望に応えて農業振興懇談会の開催の運びとなりました。
十三団体が参集
懇談会は、改善センターで午後二時から始まりました。
参加団体は、村、村農業委員会、村農協、農協各部会、酪農組合、農業青年クラブ土地改良事業実施四地区代表地域農政推進委員、南部農業改良普及所の十三団体です。
まず、村、農協、農業委員会の各々の立場からの取組み状況の説明があり、次に、現況、課題、要望等を野菜生産部会等の六部会から報告がなされ、最後に懇談会となりました。
この懇談会に臨むにあたり各部会では、各々の現況、課題を事前に検討、協議し、更には、村、農協、農業委員会に対する要望等も煮つめてきたので、充実した、中身の濃いものとなりました。
現実に自らが抱えている切実な問題についての懇談であるので、急を要するもの、手厳しい指摘も多々ありました。
例えば、農産物を農協に出荷しない理由とか、野菜生産部会では、一番価格の高い時期に出荷するためには、施設導入が必要であるが、資金がかかりすぎる現状にあるという。また、花卉栽培では、経済連の販売手数料が高くて、生産者の利益があまりない、更に、養豚部会は、飼料はどんどん値上りし、豚肉は安くなっている。酪農組合からは当初の畜舎建築、農機具、素牛購入に多大の資金を要し、その元利の支払いに売上金の大半がつぎ込まれていき、日常の生活さえ苦しい状況にある-等の報告がなされました。
豊かな農業村目指す
これらの課題、問題の一つ一つが、直接、生活に関わってくるので、早急かつ慎重な対策が望まれます。
懇談会は、いやが上にも、真剣な協議、意見交換の場となりました。
この、農業振興懇談会の意義は、まず農業関係者が、一堂に会し、連けいを取りあってよりよい方向性を見い出すことであり、懇談会を持ったからただちに解決するというものではありません。これまでも農業関係者が、一つ所に集い意見交換したいとの強い要望があったのですが、なかなか困難で、ここに初めて、実現を見ることが出来ました。
出席した各部会の代表者からは、このような会合の場を痛切に願っていたところ、村農業委員会の音頭で、一挙に実現出来たことは、本当に素晴しい」との賛嘆の声が寄せられました。
村農業委員会としては、この農業振興懇談会を毎年実施して、更に充実させていく方針です。
農業立村のわが大里村で、このような農業振興懇談会は不可欠のもので、充実し定着していけば、実り多い、更なる豊かな農業村に発展することか出来、大きな期待が持たれます。
本村における農業振興に対する取り組み
①土地改良事業の推進
②さとうきびの単収のアップと増産を図る
③村と農協がタイアップし野菜花卉の県外出荷を推進する
④新地域農業生産総合振興対策事業を策定して計画に基づいて近代化施設の充実を図る
⑤第2次構造改善事業の推進及び第3次構造改善事業計画策定
⑥農村総合整備モデル事業を推進して、集落内の環境整備を図る
⑦畜産の振興
| ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1K8a2Z-YIdWm1o0xSIAWOQ7JlUz3hRQhn/view?usp=drive_link |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008459 |
| 内容コード | G000000901-0003 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第69号 |
| ページ | 2-3 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1983/07/15 |
| 公開日 | ー |