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健康と 医療費を考える

〈医療費もやせる時代)
国民医療費は、ここ十年間、毎年一兆円ずつ増えています。前年と比べた伸び率をみると、四十八年一六・二%、四十九年二六・二%と増え続け、落ち差きをみせてきたこの二、三年でも、まだ一〇%近くの上昇があります。
これまでの医療費は、経済の高度成長によって大変な勢いでふとってきたといえます。しかし、医療費を支えてきた経済の基調は、いままでの高度成長から安定成長へと変化しました。そして医療費のほうも、安定成長の時代にふさわしいスリムな姿へと変身する時期に来ているのです。

〈楽観できない医療費の将来〉
さらに、わたしたちが今後の医療費の問題を考えた場合、どうしても楽観できない問題が二つあります。一つは、医療の技術革新に上る高度の検査や治療技術の開発が進むと思われますが、それらを活用するには、いままで以上に費用がかかること。
もう一つは、社会の高齢化がますます進み、複雑な治療を必要とする病気が多くなることです。中でも高齢化の問題は深刻です。現在、六十五歳以上のお年寄りは全人口の九・六%(五十七年十月)ですが、その医療費は全体の三割強(三一・三%)を占めています。また、一人当たりの医療費でみても、老人一人平均の医療費は、六十五歳未満の人の約四・五倍になっています。
このことからも、社会の高齢化が医療費の増加に大きくかかわってくることが分かります。

〈無駄をなくして適切な規模に
しかし、老人医療費の問題は近い将来のわたしたちの問題でもあり、わたしたちは長い間社会に貢献してきたお年寄りのために、その医療費を負担する必要があるのです。
本格的な高齢化社会を迎えるに当たって、わたしたちはこれ以上医療費の負担が大きくなり過ぎないように、医療費の無駄を徹底的になくす努力をする必要があります。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1ZhExodENTVcs88xk7EpVqfmbF3LpfdHN/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008459
内容コード G000000899-0006
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第67号
ページ 5
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1983/05/15
公開日