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村内農業の視察報告 先進地レベルの村内農業に驚嘆!

農業委員会では、村内農業の現状を視察して、今後の農政諸施策に反映させ、又農業委員会活動に役立てるため、去る一月十四日に村内農業視察を実施しました。
次の六ケ所の農家の施設を視察し、それぞれの現状についての設明を聞きました。
〈養豚〉
字真境名 玉城哲夫さん
〈酪農〉
字湧稲国 親泊元吉さん
〈肉牛〉
字湧稲国 親泊元真さん
〈インゲン(ハウス)〉
字目取真 大城勇孝さん
〈カボチャ〉
字目取真 宮城正吉さん
〈バラ〉
字真境名 知念多茂さん

一養豚については、最近、子豚の価格が好転し、農家も活気を取り戻しつつあります。
酪農はやや安定した様子ですが、本土大手乳業メーカーの進出の不安要素も未だ残されており、よく状況判断して賢明な対応が望まれます。
肉牛については、米国からの自由化要求等の影響で、価格が低迷している現状です。
若し自由化をされたら、村内にあるような小規模の経営はひとたまりもなくつぶされてしまうということで、自由化反対の要望の声がありました。
野菜、花卉については、本土市場で沖繩産が脚光を浴びている中、生産農家の意欲が感じられました。
この村内視察をとおして、本村の農業の状況も畜産、野菜、花卉の施設、技術面において、本土の先進地のレベルに達していること、また村内でこのような素晴しい専門的な施設農業が既に行われていることに驚きました。
村内各部門の生産農家もお互いに畑や施設を視察、交流しながら、肥培管理や栽培技術等の研鑚を深めていくことが必要であると思います。
最近の農業は、施設や生産資材に莫大な経費がかかり、企業経営と一緒であると言われます。
経営感覚を育てて、農家自身が創意を工夫し、健全な農経営の確立を図ることが大事であると思います。又、野菜花卉についても、出荷時期など、計画的な生産、出荷、取売の体制の確立が要求されるところです。
近年、農業青年も増え農家の生産意欲が高まりつつある中、農業委員会は一段と活気に満ちた大里村の農業を目指し、農家生活の安定を図るため、農業委員会の立場から農家の現状を把握し、諸施策に意見を反映させ、村の農業振興に一層努力したいと思います。
視察にご協力を頂きました農家の皆さん、有難うございました。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1O-xiCISwztG6OSF-crnB7Fi0hQPvWB2b/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008459
内容コード G000000898-0005
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第66号
ページ 5
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1983/02/15
公開日