なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

おめでとう成人 社会人としてのスタート

今度、成人式を迎えた人は村内で男子七十八人、女子四十四人の百二十二人で、第二回大里まつりでミス大里に輝いた仲本由美子さんも二十歳になりました。
今年の成人式は、去る一月十五日環境改善センターで、開催され、心配された天気も終日雨にならず、午後には陽射しが新成人者の背中にあたり、また顔を照らし祝福しているようでありました。
式は、午後二時から真境名社教主事の司会で進められ目出たい踊りのかぎやで風助役挨拶のあと、村長から特別講演があり、テレビでの経済対談の内容を紹介しながら日本、世界の厳しい現状をどのように打開すればよいかに言及。暗い不安材料のみでなく、努力次第では、二十一世紀に開いてゆく、明るい見通しもあり、それは丁度、今日成人式を迎えた諸君の双肩にかかっているのであり、二十歳のみなさんに期待したいと話しを結び、成人者を大きく激励しました。
続いて、議長、青年会長挨拶、成人代表謝辞があり、楽しい余興で式が終りました。参加した二十歳の生の声とスナップをお届けします。

二十歳インタビュー
不安と喜びの入り混った気持ちで迎えた一月十五日-成人式。
出席者に直接インタビューした生の声をお届け致します。

-今の心境は?
(女子)「これからは親に気兼なく何でも出来るから嬉しい」
(男子)「大人としての自覚が湧いてきた」(笑い)
(女子)「ルンルン気分ヨーン」(爆笑)

-大人の仲間入りをすることについて、どう思うか。
(男子)「未成年の間は、大人にあこがれていたが、いざ自分が大人の仲間入りということになると責任を感じ、気が重くなる」(「マジメー」の声)
(女子)「やっぱり、不安ネ」
(男子))「昨日までは子供で、今日から大人……というのは何か変な気分だナ。」
(女子)「大人ッテ、矛盾が多いのよネ、反発を感じてきたのに、その大人の仲間入りするのはイヤーな気持ちだワ」

-成人式を迎えたことで、一番何をしたい?
男子)「堂々と煙草を喫い、酒を飲みたい」
(女子)「旅行がしたい。自分が行きたい所に」(ナゼ)「今までいつも親の監視つきで不自由な思いをしたから」
(女人)「結婚がしたい」(「ムリ、ムリ」の声)
(男子)「ちゃんとした仕事に着きたい」(「男は大変ネ」の声、「しかし今は、女も仕事をしないと食っていけない」の声もあり)
(男子)「何をやりたいかを、今晩ジックリ考えたい」(ゴモットも)

-結婚は何歳位に?
(女子)「相手が見つかったら明日にでも」
(女子)「理想は二十三だけど、現実は厳しいから、三十までには…。誰かモラッテクレル人いないかな」
(P子、X男は既に結婚、Z子は子供が二人云々の話しで、しばしインタビュー中断)
(男子)「学校(大学)卒業して就職して、結納金を準備してからだから、二十六歳」

-選挙権について
(男子)「実感がないから、早く投票したい」
(女子)「そんなに興味ない」
男子)やっぱり、自分達の考え方が反映されるので、嬉しい」(賛同の声多し)
(女子)「実感が湧かない」

-日本の政治についてどう思うか。
(女子)「あまり興味がない」
男子)「よく分らないが、矛盾が多すぎて、変わりばえがしない」
「男子)「よくないと思う。僕は政治家にはなりたくない」

-将来の希望を一言
男子)「ユメもチボウもない(冗談)。シッカリした仕事を見つけ、美人の奥さんを見つけたい」
(女子)「早く永久就職(結婚)したい」
(男子)「やはり仕事」
(女子)「世界旅行がしたい」

=インタビューを終えて=
よく笑い、ユーモアがあり、冗談もよく言う、物怖じしない。それでいて自分のやるべきことをチャンとわきまえているというのが印象に残りました。
社会の厳しい経済事情のせいか、シッカリした仕事がしたいとの声が多く、女性は早く結婚したいということでした。成人式に出席した中で五、六名が既に結婚、四、五名が今年中に結婚式、そして、既に結婚したうち、三、四名に子供が生まれ"お父さん""お母さん"になっているとのことでありました。

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大分類 テキスト
資料コード 008459
内容コード G000000898-0002
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第66号
ページ 2-3
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1983/02/15
公開日