施政方針
基本方針として
一、農業の振興
一、教育振興のための施設の充実
一、生活の安定と福祉及び文化の向上
以上の三点を軸として、近効農村として調和ある豊かな村づくりを推しすすめます。
本年は沖縄振興開発特別措置法の延長が可決されることになり、新しい第二次沖縄振興計画が歩み出す節目の年となりました。
しかし、国の行財政再建策が強く打ち出されゼロシーリング回答が前提となり沖縄地方自治体全体の危惧となりましたが、幸いにして満額上の回答を得て愁眉を開いた次第であります。
但し、累積七一兆の国債を抱えた国の財政は、今後更に厳しさを加えるのは明らかであります。
よって今後沖縄の高率の補助額問題が云々されるのは近い将来と思料されます。
本村の村税収の面から類推し、財政上其の対策を樹てることが急務であると考察致します。
昭和五七年度予算総額は二一億七、〇七四万円前年度当初予算二、六二二万円の増であります。伸び高が少いのは数年来学校建築が順調に運び三校共に昭和五六年で校舎建築が完成したためであります。
予算の内訳としては
自主財源 四億二、八九八万円
依存財源 一七億四、一七六万円
総予算の八〇・二%が国県に頼る財源となっています。
自主財源中の村税は二億六四〇万円で予算額の九・五%であり、今後の財政運営の難しさが判然としています。
依存財源の歳入の大別は、
地方交付税 七億六、〇〇〇万円
(三五%)
国県支出金 七億三、九一〇万円
(三四%)
地方債 二億二、〇〇〇万円
(一〇%)
その他一%
歳出の大別は
投資的経費 九億六、四一九万円
(四四・四%)
その内補助事業が 六億七、八四〇万円
村単独事業が 二億七、五三六万円
となっています。
消費的経費 十億七、一五〇万円
(四九・四%)
その内
人件費 四億四、七〇七万円
物件費 三億六一五万円
扶助費 一億五、七〇〇万円
補助費 一億四、六三二万円
が主なものです。
その他経費 一億三、五〇四万円
(総予算の六・二%)
公債費 一億一、五七六万円
予備費 九六二万円等です。
本年度の重点施策及び主な事業として
一、農業振興策として
(1) 土地改良総合整備事業(基盤整備事業)として、稲嶺地区、嶺井、当間、大城地区の換地処理及び工事をすすめます(二億四、五八〇万円)。
(2) 農村総合整備エデル事業五年次として環境改善センターの完成工事に入ります(二億四、七四一万円)。
二、教育振興のための施設の充実として
(1) 大里南小学校の校舎が今三月中に竣工致します。引き続き今年度は教育委員会計画のグラウンドの整備工事を致します(三、〇〇〇万円)
(2) 総合グラウンド建設を計り、今年度用地購入を致します。村民全体の心身の鍛錬に資する目的で二年次計画をたてています。
三、福祉及び文化の向上策として
(1) 北児童館の開館及び周辺整備と児童厚生員を配置し、幼少児・児童・鍵っ子の健全育成をはかります。
(2) 新規事業として、厚生省補助金による地方改善施設整備事業を起こします。部落内の生活環境改善(排水等)事業で全くモデル事業に似ています。三年次に亘る事業で本年度二、〇〇〇万円、五ケ所を予定しています。
(3) 大里郵便局の新築により局舎を譲受し大里村保健婦駐在所とします。本村は無医地区に似て、保健婦駐在所の活動が多く、年間、保健衛生、健康相談、検診指導等、延べ二、〇〇〇人を越しています。これに応え、独立の保健所を設け、医師の派遣等も計画し、村民の保健衛生に力を注ぎます。
四、建設土木工事として
(1) 村道稲福~南風原線の改良工事三年次工事に入ります(一億一二四万円)。
(2) 村道整備工事(五、〇八七万円)
(3) 村道半田線工事(一、五〇〇万円)
その他大城区の雄樋川かんがい排水工事が農林水産部の県営事業で始まります。村負担金一、〇四二万円(約一億円の工事)です。
以上概要を述べましたが行財政の強化につとめ、明るい豊かな村づくりに全力を傾注いたします。議員皆様、村民各位の御協力をお願い申し上げ施政方針と致します。
| ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1YF2PPIAho6k7okZLUy5iODHLhF3r4Xsr/view?usp=drive_link |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008459 |
| 内容コード | G000000890-0002 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第58号 |
| ページ | 2-3 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1982/04/15 |
| 公開日 | ー |