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さとうきび黒穂病の現状と 今後の対策について

サトウキビ病害虫黒穂病が、全県的な発生となり、本村のサトウキビ畑における発生状況も、年々急速な勢いで発生し、面積も拡大し、サトウキビ栽培に重大な脅威を与えはじめた。
そこで、村ではサトウキビ黒穂病の緊急且つ、徹底的な防除を実施し、本村におけるサトウキビ生産の、安定を図る目的において、昭和五一年度に村長を本部長とする「大里村サトウキビ黒穂病防除推進本部」を設置し、推進本部の構成には、村役場、村農協村農業委員会、村病害虫防除協議会、中部製糖、南部農業改良普及所、区長会等の団体で対策にのり出した。防除対策費を、国、県、村によるサトウキビ病害虫総合防除対策事業(黒穂病防除事業)で対応することになった。
本村では、防除の方法を、発病株からの胞子が飛散しないようにビニール袋をかぶせたり、病株抜き取り、病株の焼却作業で、各区一日の割当で防除週間を設定し、作業員二十五人余の防除を実施した。
又、各農家においても、自主的に防除するように呼びかけた結果、昭和五十一年度の病株十八万株をピークに、年々減少の方向にむかいつつある。
現在までの発生状況を見ると、根の浮いた株、長期株出、収穫時における切口の浅い株に多く、又、特に注目したいのは、古株更新した春植の畑に多く発生が見られ、今後は、サトウキビ収穫後の肥培管理を重点的にする外、春植の場合は、種苗消毒を十分しなければ古株更新をしても、黒穂病が発生する可能性があるのではないかと思う。
村でも、今年度「昭和五十六年度黒穂病対策事業」に、防除面積を三〇二haとし、特に、今年度から、種苗消毒五haを防除事業を計画し、抜取作業等の防除費を含め、総事業費五、五四五、二〇〇円を投入して、本村から黒穂病の被害をなくし、サトウキビ農家が、長期的に安定した経営を営むことが、本村農業の発展であり、農業基盤を確立するものと思う。
今後も各サトウキビ作農家の御協力をお願いしたい。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1y4VnJwD3bhP3yB_iO1pPzc19Xwy4uSZ3/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008459
内容コード G000000883-0010
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第51号
ページ 10
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1981/07/07
公開日