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母と子 の会話 しつけ 心の交流を背景に

しつけは「躾」と書きますが江戸時代に日本人がつくった"漢字"です。おそらく「身のこなし方や動作が美しくなるように」という親の願いがこめられているのでしょう。
しつけのねらいは、身の回りのことや対人関係の作法など、日常生活に必要な行動の型を身につけさせることにあります。このためしつけは、エチケットや生活技法などの形式的な面と、子供自身の欲求や感情にかかわる内面的な動機付けの両面を持っています。
形式的な面は、基本的な生活のしかたの問題ですから、その意味では、いや応なしにある型にはめこまなければなりませんしつけは一面で"押しつけ"であるといわれるのもそのためでしょう。
ただその場合でも、「歯をみがきなさい」と一方的に言うより、親も一緒に歯をみがいてやるなどの配慮が必要です。子供が、しつけになじめるような環境づくりをしてあげることが必要でしょう。
一方、内面的な動機付けの面では、子供に、自ら進んで「してみたい」という気持ちを起こさせることが大事です。ところで子供の自発的態度は、しつけに対する自分の興味、関心もさることなから、母親の心情を読んて、自らも母親と同じことをしようとするところにわき上がってくることが多いようです。
その意味ではしつけの内面的動機付けにとって大切なのは、子供の母親に対する信頼敬愛の情であるといえるでしよう。
親から子への"一方通行"は、決してよいしつけとはいえません。しつけを通して、親と子の人間的な触れ合いがあり、それによって子供が生きがいを感じていく-親と子の心の交流を伴ったしつけを実践したいものですね。

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大分類 テキスト
資料コード 008459
内容コード G000000877-0019
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第45号
ページ 8
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1980/03/11
公開日