昭和五十二年度第二回定例議会を招集致しましたところ、全議員の御出席厚く感謝申し上げます。五十一年度予算書を提案するに当り基本方針及び重点施策について概要を御説明致します。基本方針としては、投資的経費の増大に努め、事業執行体雨の強化をはかり、村の特性を活かした産業の開発を推進し、住みよい豊かな調和のとれた村造りを実現すへく次の重点施策に努力致します。
一、農業基盤整備の充実
二、教育施設の拡充強化
三、福祉の向上促准
四、農村環境整備計画
五十二年度は国の財政も今迄の高度成長の時代から、安定成長の時代へと移りつつあり、依然として苦難のときではありますが一応前年度比十七%台の増となっています。中でも公共事業費の伸びは十九%で特に農林水産関係については、二〇、四%の伸びを示しています。わが沖繩県については農業基盤整備が前年比五二、二%と増大しているのは注目すべき事です。五〇年代は第一次産業の設備投資の時代に入ると確信致します。 本村の五二年度予算は総額十億一白五十万円で五一年度当初予算六億六千九百六十万円に対し四九、七%の伸び率であります。自主財源は億六千九百六十万円、依存財源が八億三千二百八十五万円となっています。自主財源が約十六、八%と伸びています。
本年度の事業の概要は、一、農業基盤の整備事業として県営の嶺井、稲福地区の農地保全事業が三年次に入り着々と達成しつつあります。本年度は総事業費八千万円で村の対応費が八百万円です。村営の稲嶺地区般土地改良事業が本格的事業年度に入り八千万円の事業費となっています。村民の注目する土地改良事業としてその成果は基盤整備事業への大きな啓発になるとおもいます。構造改善事業として、農事法人に対し団体営の乳牛団地建設事業が総事業費約九千万円で設置されることになりました。その他、黒穂病対策、廿庶収穫合理化、野菜流通対策等がありますが新規に農用地の遊休地開発を促進するための補助金をもうけました。農業委員会、議会の要請もおり、その効果性も考え、今後遊休地の解消と生産拡充を計るつもりです目取真かんがい排水事業も三年次に入り約二千万円の工事費となって、ます。五一年度に比べ農業予算は一六八%と著しい伸びを示しています二、教育施設拡充については、五年度迄に本村の文教施設五ケ年計画(教育委員会立案)が順調に完了-平年度から第二次五ケ年計画に入ります。大型建設工事は一応済みまーたが二次計画で着実に充実を計る定です。五二年度は北小学校の特別教室六三〇平方メートルを五千八百刀円で新築いたします。其の他、中字校の校地整備、南小学校の側溝丁事を村単独事業で行います。学校給食センターも増築致します。学校《係は特に学校管理費、教育振興費を増加計上致しました。三、福祉関係については、社会福祉法人の両保育所(あをぞら、愛護)の開設にともない四千万円余の予算増となり、合計既設を合わせ二四〇人の幼児が四ケ所の保育所で楽しく過せるようになりました。五一年度新設の家庭奉仕員の巡回サービスも順調で老人福祉の一翼として今後益々の活躍を期待されています。今年新規に村民の健康管理のため、農協の援助を得て当初一千名の一般検診を実施し斉しく健康であるよう予防医療の実を挙げたいと思います。五一年度消防救急の件で島尻消防清掃一部事務組合に加入することか出来ましたか、今年度において村の塵芥処理場を買収し島尻消防清掃組合の塵芥処却場か完成する迄(約三年)の塵芥処理場として充分な対処ができる様処置する事にしました。
四、農村生活環境整備計画については、御承知のように五一年度農村総合整備計画が予定通り申請選定されることになり、五二年度本年度は待望のモデル事業実施計画を樹てます各十九ケ部落の当面の強調事項を充分に反映した環境整備計画に重点をおき、平和な住みよい村づくりの計画を積極的にすすめていく所存です 土木事業については、前年度より二千六百万円余を増額し、特に村道補装、側溝、排水工事を重点とし、従来遅れがちな土木工事に拍車をかけるつもりです次五三年度よりモデル事業実施に件い部落内の整備は軽い分担金で可能になりますので本年度は村全体として部落間の村道について審査の上整備充実していく計画で予算計上してあります。更に村道編入について申請の中から三九本(廷長一万三千メートル)を今議会に提案します。新編入村道につきましても速やかにその整備にかかる予定です。 以上概要を御説明致しましたが、今後の施策の留意点としては、県全体の圃場整備が一〇、八%、かんがいの排水一四、六%と他県に比し著-く遅れている現況です。農業の基盤整備は即農家経済の発展となります勿論農業問題は政策以前の問題で国自体の根幹となるものであり、農業への設備投資こそ国の安定成長への基礎となるものと信じます。農業基盤の整備により近代的、合理的な農業経営の道が拓け他産業並に豊かな明るい農村ができ、ひいては新しい担い手としての若い後継者も生れてくると信じます。 今後国、県の方針もさることなかり農村としての本村では特に今後も経済基盤確立のため農業基盤整備の諸々の事業を導入し、尊い土地に歴史を刻み永遠の発展を計るため村民挙げての理解と協力が必要だと痛感し、議員皆様の絶大なる御支援、御鞭撻を御願い申し上げて施政方針と致します。
| ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1rfMXtZP7kk_F92BTahkWWBMaUUkTLKsi/view?usp=drive_link |
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| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008459 |
| 内容コード | G000000862-0001 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第30号 |
| ページ | 1-2 |
| 年代区分 | 1970年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1977/03/31 |
| 公開日 | ー |