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施政報告 宜保村長

第一三回議会定例会を召集致しまして、諸種の議案を提出し、議決をお願いするに際し、施政の概要を申し述べ、村民各位の理解と協力をお願いしたいと思います。
本村の面積は十ニ平方キロ余にわたり、四方に広がっている地形上からして、必然的に道路網が数多く四通に発達し文化経済の進展、産業教育等の向上に寄与するところ誠に多大なるものがあります、従って、土木事業につきましては、村道の延長四〇、〇〇〇m農道四七、〇〇〇mの維持管理。復旧新設工事は、財源をにらみあわせ、整備拡充対策を講じ道路行政の万全を期さなければならないと思います。
産業奨励事業といたしましては、雌作物病虫害の防除対策、そ蔬栽培の育成、きび優良品種の保持対策を講し、農業基本施設の拡充及びその維持を継続尖施し産業振興と相まって経済の発辰を計りたいのであります                    現下の本村における社会洲発の屯、要な課題としては、村をになう次代の青少年教育の充実ならびに科学技術の振興など教育環境を整備し、適正な措置を行なうことにあると考えます幸いにしてこのたび南部に産業技術学校が設立されることになり、相当の負担になりますが青少年の健全育成の面からも配慮しなければならないと思います。
又教育負担金につきましては、区教育委員会と慎重に討議を重ね、調整致しまして見積り予算が編成されて、村に送付されましたので村行政に多額のしわよせがないように考慮すると共に、村民の担税力も。検討し、又教育の重要性にかんがみ、教育財政の確立を計りたいのであります。
災害対策といたしましては今年の長期的気象の予報によりますれば、多分に災害の年だといわれておりますので災害を軽減し、早急に復旧対策を講じ財政調整の充当資金を確保する必要があると思うのであります                      水道行政につきましては、自治法の規定に基く一部事務組合として南水組合が設立されて以来、一次計画において円滑なる運営がなされ現在の給水人口二九、三〇〇人で、これに対する諸施設は七六六、〇〇〇ドルという多額の経費を要したのであります。又幹線施設につきましては水源地から東風平村座喜味までの分が一九六二年十二月に政府から五ヶ年問無償貸与されたのであります。一九六七年貸与期限時に際して座喜味以北の幹線施設を含めて、政府に譲り申請をすると共に折衝を重ねたのであります。幸いに政府の深いご理解により四六八、〇〇〇余ドルの多額の経費で完成した全施設を今年一九六八年二月に譲与になりましたので今後は政府有財産譲与契約の諸条件を尊守すると共に、円滑なる給水に努力し永くこの幸慶に支障なからんことを期するものであります。
消防対策といたしましては、水道法に基き水道施設工事に際し、消火栓の設置がなされておりますがまだまだその域に達しておりませんので消火柁を改良いたしまして、予防消防の理念にもとづき、火災災害を未然に防止するよう配慮したい所存であります。
村税につきましては、最近における市町村税負担の現状にかえりみ、住民負担の合理化を図るため政府においてその改めを行なうことになりますので、村民税所得割の搾除項目及び控除額を村税条例に規定するとともにその他条文の整備を図りたいと思います。
給与に関する条例の改正につきましては、現給与を改善することによって生活維持の保障は勿論でありますが、有能な職員を確保して行政事務を遂行するためにも、又職員をして安んじて職務に専念せしめることも、あるいは他団体との均衡保持の点からしても極めて重要な意義をもつものであります。政府におきましては市町村交付税の一部を改正し、市町村財源の均衡を図り、交付税を増額して、人件費の単位費用基準額が引き上げられますので、改正法の趣旨にもとづいて改正することは、使用者として配慮すべきことであり、又近代人事行政の要因でありまして、かゝる見地から財源のゆるす限り改善したいと思います。
以上施政の概要を申し述べたのでありまが諸施策の実現に各位の深い理解と協力を得て一層の努力を払い、村の発展を期すべくまい進したいと思います。

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大分類 テキスト
資料コード 008459
内容コード G000000847-0001
資料群 旧大里村広報
資料グループ 役所便り大里村 第9号
ページ 1
年代区分 1960年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1968/08/01
公開日