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施政方針 一九六七年六月十二日

一九六七年第八回定例議会を召集致しまして。諸種の議案を提出し、議決をお願いするに際し施政の概要を申し述べたいと思います。現年度における行政執行に当りましては、議会はもとより村民各位の深いご理解と絶大なるご協力のお蔭で円滑なる行政迎営が進められることに対し深甚なる敬意を表すると共に心から感謝を申し上げる次第であります。
本年度の追加更正予算案につきましては依存財源の特別交付税が法の規定によって五月に確定相成りましたのでこれを財源と致しまして主として出来るだけ早急に整備し、或いは事業を実施したいと思います。
その一つには、さきに小型動力消防ポンプ購入補助について政府に申請致しました所これが許可になりましたのでその運搬用として消防車を準備し消防対策を計りたいと考えます。
次ぎに高宮城橋が老朽によって、かけ替えを要しますので現年度において調査設計をなし、翌年度一九六八年度予算で政府補助申請をなし早急に工事が完了できるようにしたいと思います。
教育費の負担金につきましても特別交付税が考慮されておりますので教育委員会の事業計画を参酌し、調整をした経費を計上し、教育の振興を計りたいのであります。
一九六八年度における主なる財源といたしましては、自主財源の村税で自然増を見込むと共に政府と致しましては市町村行財政の充実強化に推進する方針でありますので、本村と致しましても交付税の増額を見込み、財源としたのであります。
才入予算案の構成比では村税の自主財源が約一四%交付税等の依存財源が約六五%という差格で大巾な依存財源になっている現状であります。
経費別の事業といたしましては、産業経済において農作物病虫害の防除対策、きぴ優良品種の保持対策と共に農業基本施設の拡充及びその維持を継続実施し、産業振興と相まって経済の発展を計りたいと思います。土木事業においては、新たに常置人夫を設置し、継続的に道路保全に務め交通の便を計ることによって文化、経済の進展が期待されると思います。
福祉対策といたしましては、敬老年金継続交付と共に老人は、多年にわたり社会の進展に寄与した者として敬愛され、かつ、健全で安らかな生活を保障されることを基本理念とする老人福祉法と相まって老令年金に関する暫定措置法が制定されたので、これにともなう業務を実施したいのであります。
教育費負担金につきましては、区教育委員会と慎重に討議を重ね調整致しまして見積予算が編成されて村に送付されましたので、村行政に多額のしわよせがないように、担税力も検討し、又教育の重要性にかんがみ、教育財政の確立を計りたいと思います。
村将来発展のもっとも基礎をなす義務教育であり、又教育は、人格の完成をめざし、平和的、民主的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ自主的精神に充ちた心身ともに、健康な日本国民の育成を期さなければならないと考えます。
給与に関する条例の制定につきましては、給与を改善することによって生活維持の保障は勿論でありますが。有能なる職員を確保して行政事務を遂行するためにも、又職員をして安んじて職務に専念せしめる事も、或いは他団体との均衡保持の点からしても極めて重要な意義をもつものであります。政府におきましては、市町村交付税法の一部を改正し、市町村財源の均衡を図り、交付税を増額して、人件費の単位費用基準額が引き上げられますので改正法の趣旨にもとづいて、改正することは、使用者として配慮すべきことであり、又近代人事行政の要因でありまして、かゝる見地から財源のゆるす限り改善したいと思うのであります。以上施政の概要を申し述べたのでありますが、各位の深い理解と協力を得て村の発展を期すべくまい進したいと思います。「以上

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/14Pk8PByMteCatC2RI-ZHNZHkMkKDTfYw/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008459
内容コード G000000845-0001
資料群 旧大里村広報
資料グループ 役所便り大里村 第7号
ページ 1
年代区分 1960年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1967/08/01
公開日