五月二十四日、大里村農村環境改善センターで新市名称名付け親賞及び大賞抽選会と授賞式が行われました。
新市名称の募集期間が、二月一日から二十五日まで。応募総数千五百三十件、七百五十四種類の名称が寄せられていました。
「南城市」の応募者は二十四名。抽選の結果、名付け親大賞に中村守さん(玉城村)、名付け親賞には、上原貞子さん(佐敷町)、平良恵美さん(佐敷町)をはじめ十名が選ばれました。
●新市名称選定の理由
佐敷、知念、玉城、大里の四町村は、沖縄本島の南側にある。南部地域とも言う。南は情熱を示し、古来の文化も南から北へ向かって発展していった。昔から南には多くの文化が存在し、住民の生活も豊かであった。南には多くの植物が繁茂し、自然の中で昔人が築いた住居、そこに君臨した按司の居城「グスク」も多かった。こどばの響きとしても、親しみやすい。
「南城市」名付け親一覧
(◎は名付け親賞)
※受付順、佐敷町抜粋、敬称略
◎上地貞子 女性 ◎平良恵美 女性
平田洋子 女性 玉城勉 男性
前城弥 男性 玉城輝子 女性
@人類の原点に戻って 渡名喜明さん 4@
四月二十八日朝から五月一日夜にかけて、手造りの窯で初窯を焚いた渡名喜明さん。
五月二十七日から三日間開催した初窯展では、二百点以上の作品が並び、見学者で渡名喜さんが腰を下ろす間もないくらい盛況でした。
渡名喜さんは、県立博物館の学芸員や琉球大学の教養部教授などを経て、那覇市立壺屋焼物博物館館長を歴任。特に、那覇市教育委員会では、那覇市立壺屋焼物博物館の準備室長を努めるなど焼物とは深い関わりがありました。
今回、手造りの窯を作るきっかけを、「三十年近く働き、一つの区切りで新しいことを始めたかった。本もだしてみたけど、ものづくりもやってみたかった」と述べ、陶芸を選んだ理由について、「土を使い、火を使い、手を使う。人類の文明の原点」と陶芸への想いを語ってくれました。
窯の設計から釉薬(うわぐすり)、土、焼き具合まで独学で勉強。窯には、三つの部屋があり、土あじ、色合い、実験的な試みの焼物を焼き上げることができ、今回の初窯で手応えをつかんでいました。
今後の抱負を、「他の釉薬や土、焼き方などで、新しい試みを」と語り、常に挑戦する姿勢を伺うことができました。
ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1KVJR0u9vJA5TQd8wA4co0EgdXA-rW2kQ/view?usp=drive_link |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008458 |
内容コード | G000000828-0004 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第336号(2005年7月) |
ページ | 3 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2005/07/10 |
公開日 | 2025/01/20 |