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さとうきびを育てて -佐敷町さとうきび慰労会開催-

四月二十七日、町老人福祉センターで、佐敷町初の開催となる佐敷町さとうきび製糖終了慰労会が行われました。

今回の慰労会は、さとうきびの生産量が三十トン以上ある五十四生産農家を招待。関係者など総勢七十名余りが参加していました。

佐敷町さとうきび生産振興対策推進協議会会長の佐久川助役は、東京オリンピックが開催された昭和三十九年の生産量が四万トンを越えたことを引き合いにだしながら、「関係者が一堂に集まり会を催せることはすばらしい。生産量の向上を目指してがんばってほしい」と挨拶していました。

優良農家表彰では、多量生産の部で當間勲さん(津波古)らを表彰。競作会の部でも春植、夏植、株出に分かれて表彰が行われ、大きな拍手が鳴り響いていました。参加者は、お互いの労をねぎらいながら懇親を深めていました。

當間勲さん(津波古)
「今後もきびの植え付け面積を拡大していきたいので、300坪以上の遊休地を紹介してほしいです」

1.優良農家表彰(敬称略)
多量生産の部
當間勲(字津波古) 154t
津波稔(字佐敷) 76t
屋比久保三(字佐敷) 67t

競作会の部
●春植 稲福農勇(冨祖崎)(11,908㎏) 平田秀彦(外間)(10,668㎏) 仲本武治(新里)(8,919㎏)
●夏植 平田秀彦(外間)(17,907㎏) 津波稔(佐敷)(14,545㎏)
●株出 呉屋新徳(手登根)(9,104㎏)

「さとうきびの日」管理作業実演会開催 ~毎年4月の第4日曜日はさとうきびの日~
さとうきびの生産量増産を目指し、生産農家、JA、製糖工場、行政等関係機関が一体となり、さとうきびの生産振興を図る目的で、4月22日、佐敷町浜崎土地改良区で株出管理機作業の実演会が行われました。

株出作業を適期に実施するためには、生産農家の高齢化、収穫作業の労力が競合して困難なため、実演会では、省略化が図られる株出管理機や干ばつ対策用の10tタンクを搭載した放水銃を実演。集まった生産農家は栽培管理技術向上への意識が高く、生産意欲の向上とさとうきびの増産が期待されます。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1_Tthq27YNJpPfdv14g4S3DOOK-J5s1ld/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008458
内容コード G000000827-0010
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第335号(2005年6月)
ページ 4
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2005/06/10
公開日 2025/01/20