平成十七年三月、三十八年間の教員生活を卒業した小波津俊一さん。琉球大学を卒業後すると同時に阿嘉中学校の教員としてデビュー。教員をこころざしたきっかけを、「子ども達と接することが好だったから」と笑顔で語ってくれました。
校長室で執務する姿よりも、外で草花の手入れをしている姿が強く印象に残っている佐敷小学校の校長時代。「動植物が好き」で理科の先生になったという根っからの自然派だが、草花の手入れについては他にも大きな理由が。
それは、古波津さんの大きな信念、「環境は人をつくる」。いい環境で生活した場合、教育効果が顕著に表れることを語ってくれました。そのなかで特に重視したのが音楽と花。
日々の生活のなかで大切な音楽、特に校歌などを積極的に取り入れ、佐敷村歌を児童に教えたこともありました。花については、自ら積極的に手入れをし、手作りの樹名板を設置するなど児童が健やかに育つ環境を整えていました。
また、三十八年前と今の子どもたちを較べ、「昔よりも挑戦する心がうすれているが、感性は豊かになっている」と語り、教員生活の中でうれしいときを、「子どもたちの笑顔を見たとき」、つらいときを「子どもが落ち込んだ顔を見たとき」と振り返りました。
第二の人生を、趣味に生かしながら悠々自適に暮らしたいと語る小波津さん。佐敷の子どもたちへ「大きな夢をもって世界へ羽ばたいてほしい」と応援していました。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008458 |
内容コード | G000000826-0017 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第334号(2005年5月) |
ページ | 7 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2005/05/10 |
公開日 | 2025/01/20 |