このコーナーでは、男女共同参画に関する言葉やことがらを説明します。今回は、セクシュアル・ハラスメントです。多くのみなさんが知っているセクハラですが、実際に中身を知っている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。今回は、セクハラがなぜ起こってしまうのか?そして起こった場合はどうなるのか?二回に分けて具体的に考えていきます。
Q1 セクハラとはなに?
A 「相手方の意に反した不快な性的言動や経験。それに対する反応によって仕事をするうえで一定の不利益を与えられたり、それを繰り返すことによって職場環境を著しく悪化させること」
もう少しわかりやすく言うと、ほめているつもりの言葉、たとえば・・・「今日も色っぽいねー」「いいスタイルしてるねー」とか、世話を焼いているつもりの言葉「結婚はまだ?」「もうちょっと愛想がないと嫁の貰い手がないよ」とも言われた本人が嫌な気持ちであれば「不快な性的言動」となります。
またアフターファイブの飲み会などで「カラオケでデュエットにいつも誘われる」「食事をしつこく誘われる」「お酌をさせられる」こんな、日常でありふれているシーンも、された本人が嫌な気持ちであれば「不快な性的言動」となりセクハラにあたります。
Q2 セクハラはなぜ起きる?
A まず「女性を職場で対等なパートナーとして見ていない」ということがあげられます。このような職場では、女性は男性の仕事を助けてくれる存在であり、男性が気持ちよく働けるようにお茶を入れたり、掃除をしたり、雑用をしたりするのが当然という世間一般の考えがあります。だから飲み会でお酌をするのも当たり前となってしまうわけです。
Q3 これくらい社会の潤滑油じゃない?
A よく言われる意見ですね。確かにセクハラには個人差があります。Aさんにすると「セクハラ!」と言われ、Bさんにすると「コミュニケーション」となります。逆にCさんがすると「コミュニケーション」になるのにDさんがすると「セクハラ」と言われてしまう、と。つまり、セクハラのキーワードは“された本人が嫌な気持ちになる”ということなのです。ちょっとした「コミュニケーション」のつもりがセクハラになるのです。また、残念なことにセクハラしている本人は気づかないことが多いことも特徴です。ですから、された場合にいやだと思ったらきっぱりと「やめてください」と言うことがとても効果的です。(つづく)
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008457 |
内容コード | G000000819-0018 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第331号(2005年2月) |
ページ | 7 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2005/02/10 |
公開日 | 2025/01/20 |