九月二十七日、町長室で佐敷町史編集委員会委員長真栄城勇氏をはじめとする関係者が町長へ「佐敷町史五移民」の発刊報告を行いました。
一九九三年から編集作業が進められていた「佐敷町史五移民」は、佐敷初の移民者が出てからちょうど百年後にあたる節目の年に発刊されました。
佐敷町史移民編専門部会の石川友紀部会長は、報告の中で、移民編が編纂されているのは沖縄県内でもわずかで、本書が八番目にあたることを挙げていました。そして、本書の特色として、「海外移民だけでなく、戦後の集団就職を取り上げている。内容が写真やコラムなどが多数挿入されているため、学識者から一般の方まで大変読みやすい」と強調。若い人にもぜひ読んでもらいたいと話していました。
また、本書には、CDが添付されているため、パソコンでキーワード検索やフリー語句検索が可能となっています。
なお、本書の一般販売は十月一日から。町内二千円、町外三千円で販売されます。詳しいお問い合わせは町企画財政課（九四七-六二三四）まで。