食品ピラミッドとは・・
去年も登場した「食品ピラミッド」。見かけることが多くなりましたが、5大栄養素を6つの部屋に分け、各部屋の大きさが各栄養素の摂取量を表しています。一番下が炭水化物です。主食として一日に最も多く食べるとよい食品で、私達の体を動かす熱や力のもとになります。二番目は、ビタミンで緑黄色野菜とその他の野菜・果物に分かれています。体の調子を整える、車のオイルと同じような働きをします。三番目は、身体の構成成分であるたんぱく質・無機質です。頂上は、脂質と砂糖・アルコールが入ります。一番下と同じくエネルギー源になりますが、摂りすぎに注意しなければなりません。少しの量でもたくさんのエネルギーに代わり、必要以上に摂ると全て体の中に脂肪として貯えることになります。
私の一日の量は・・
炭水化物 - 米・パン・めん・芋・小麦粉製品などで、各人の摂るエネルギー量によって変化するところです。若い人や子供達、男性はもっと摂ることができます。図は、四十代の家事労働を主とする主婦の場合の量です。
ビタミン - 野菜・果物などで、2番目に量の多いところです。「毎食チャンプルーを食べているから大丈夫サ~」のあなた、ゴーヤーチャンプルーに入ってるゴーヤーは、一回分で100g(中1/2本)が両手1杯です。野菜1日分量(350g)がピーンとこない方、ゴーヤーチャンプルー・野菜チャンプルー・オクラの和え物・野菜サラダが1日の量になります。朝食の中に野菜が何品入っていますか?そこがキーワードです。そして果物は、バナナ1本で1日分です。
たんぱく質 - 肉・魚・卵・大豆製品などで、両手のひらにのる量が1日分です。先程のゴーヤーチャンプルー1食分に・とうふやポーク・卵が入り、2食も食べると1日分を超えることもあります。
無機質 - 牛乳・乳製品・海藻などで、毎日牛乳200ml(約コップ一杯)は摂りたいですね。(詳しくは、図を参照)
脂肪・炭水化物 - 油脂・マヨネーズ・砂糖・菓子などで、目安はティースプーン3杯分の油と、砂糖20g(小さじ5杯)です。清涼飲料水1缶で20g以上の砂糖が入っているものもあります。
バランスよくとるコツ
1日の量は参考になったでしょうか。あなたのピラミッドは正三角形それとも逆三角形。ごはんや野菜類より肉・魚・菓子類の量が多くなってませんか。各栄養素は、互いに補い合って働きを発揮するので、全ての栄養素をバランスよく摂取することが大切です。ひとつの食品で全ての働きを満たすものはありません。一日でいろいろな食品が摂れなかったり、多すぎた日は、次の日や1週間の中で、調整できればOKです。チャンプルーを作る前に、野菜を手のひらにのせて量を知ることも一つの方法です。量を詳しく知りたい方、ミニピラミッドを活用してみたい方、気軽に健康課まで。(嘱託栄養士 知念久美枝)
バランスよく食べよう 1日の目安量 (40代~50代 女性)
砂糖20g *植物油(小さじ弱3杯)9g
*牛乳 200㏄
*ヨーグルト50gかスライスチーズ1枚
*小魚・海草・きのこ類
*魚類 さば 40g
*肉類 豚三枚肉21g・牛肩ロース33g・鶏もも肉40g
*卵 1個
*沖縄豆腐 半丁の1/6又は納豆40g
*その他の野菜 230g
*果物 リンゴ1/2 or バナナ1本か みかん2個
ゴーヤー100g(1/2本) もやし50g(片手1杯) キャベツ50g(小2枚) 玉ねぎ30g(1/6個)
*緑黄色野菜 120g
オクラ50g(中5本) 人参20g ピーマン30g(小1個) ミニトマト20g(2個)
*ごはん 100g(茶碗1杯) 150g(茶碗2杯)
*食パン 枚切り 枚
*麺類
*芋類 1個
ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1Od4CK8GAd3IxlP_gaMKzgHJ4dVPpAamP/view?usp=drive_link |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008457 |
内容コード | G000000814-0023 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第326号(2004年9月) |
ページ | 11 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2004/09/10 |
公開日 | 2025/01/20 |