麻しんってなあに?
『麻しん』と聞くとどんなイメージを持ちますか?『こわい』『自然にかかる』『たいしたことない』等々。しかし、実は麻しんが時には死を招く恐ろしい病気であることを知っている人はどのくらいいるでしょうか?今月は麻しんの正しい知識と予防接種の必要性についてお話します。
『麻しん』は麻しんウイルスの飛沫感染(咳やくしゃみ、会話等)によって起こる感染症
です。伝染力が強く、麻しんにかかっている人とすれ違っただけで感染したという報告例もあります。予防接種を受けていないと、ほとんどの人がかかります。
しかも<図1>を見て分かるように、麻しんにかかる子のほとんどが、0才~1歳の乳幼児です。
沖縄でも大流行!!
主な症状は、発熱、咳、鼻汁、めやに、発疹等ですが、合併症に中耳炎、気管支炎、肺炎、脳炎等があります。そして怖いことに、1万人に1人の割合で死亡します。
県内では平成十年から十一年に流行し、2千人以上が麻しんにかかり8人が死亡。8人とも麻しんの予防接種を受けていませんでした。
麻しんにかからない為には予防接種を受けるしかありません。予防接種は病気のウイルスを弱めたワクチン等を体に入れるので、何らかの症状が弱まって出ることがあります(副反応)。
この副反応を心配する声も耳にしますが、接種をしないで麻しんにかかる危険性の方が高いのです。
佐敷町ではどうなの?
残念ながら、佐敷町の接種率は・・1歳児で64.2%と沖縄県、南部保健所管内と比べるとかなり低率なのが分かります。(図2参照・平成十四年度)。
予防接種は接種率が95%以上なければ流行は抑えられないといわれます。あなたのお子さんが接種することで、お子さんだけでなく、周りのお子さんを守る事にもつながります。自分のためみんなのため、1歳を過ぎたら麻しんの予防接種をプレゼントしてあげましょう!
ちなみに、麻しんにかかったことがはっきりしている人は予防接種を受ける必要はありません。また、他市町村で接種を済まされている方はお手数ですが町役場健康課までご連絡下さい。
健康課 947・2782
<紹介が遅れましたが・・>
初めまして!産休中の金城の代替保健師で野原といいます。一生懸命頑張ります。どうかよろしくお願いします。
(保健師 野原百合子)
ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1sAudsf2jc1lFYMPZqKTGFbz4c-Zvv07t/view?usp=drive_link |
---|---|
大分類 | テキスト |
資料コード | 008457 |
内容コード | G000000812-0021 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第324号(2004年7月) |
ページ | 11 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2004/07/10 |
公開日 | 2025/01/20 |