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馬天小で平和集会 悲惨な戦争体験を児童らに講話

六月二三日の慰霊の日を前に、馬天小学校では、六月一五日、同校体育館で、平和集会が開かれました。この日は、学校開放日にもなっており、多くの父母も参加しました。
一四歳のときに、宮崎疎開に行った、小波津厚明さん(字外間)とフィリピンの残留孤児を沖縄の親に引き合わせる活動を続けている新垣安子さん(町史嘱託)が自らの体験を語りました。
小波津さんは「あの頃は、大変きつかった。学童疎開ももう一つの沖縄戦です」と話しました。また、新垣さんは、戦中に親と離ればなれになった子どもの話から「親子離ればなれになっている国がたくさんあります。国籍をとるためにがんばっている人がたくさんいます」と戦争の悲惨さを訴えました。
児童を代表して、西銘真軌さんは「戦争で苦しんでいる人が多くいるんだなぁ。親と離れた人はどんな気持ちだったのかなぁ」と率直な気持ちを表しました。
講話終了後、「月桃の花」を全員で合唱しました。また、六年生全員で創作した詩の朗読もありました。

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大分類 テキスト
資料コード 008457
内容コード G000000812-0007
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第324号(2004年7月)
ページ 5
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2004/07/10
公開日 2025/01/20