前回もお伝えしたことですが
一月から三月にかけて「健康さしき21」の支部入り説明会を半数の自治会において実施しました。キビ刈りや年度末の忙しいなか多くの方が参加し健康に関する活発な意見が出ました。前回、説明会の内容についてはお伝えしたように「佐敷町の健康実態」と題して町の死因や健診結果(受診率や肥満率)、医療費の各自治会ごとのデータ等を示し沖縄の男性長寿が26位に落ちた背景を皆で考えました。
その背景の一つに食生活があるため、続いて栄養士による「バランスのとれた食生活について」の講話を行いました。
こんな声が…
参加者の声を拾うと「このような町の実態は町のホームページで多くの町民へ知らせるべきだ」「沖縄や佐敷は全国に比べ肥満が多いね~。肥満があるとういろんな病気になりやすいんだね。全国に比べ油(脂質)を多く摂っているって知らなかったさ~」「働いている人たちは市販の弁当をよく食べているさ~。おいしいけど、揚げ物も多く入っているしね。弁当もカロリー表示すると健康意識も高まるのでは。」「チャンプルー料理は上等と聞いてたけどその中にいれるポークやツナや豆腐、卵等の量を考えて入れないと目に見えない脂を多くとってしまうんだね」「今日の栄養の話はお父さんたちや若い人へも聞いてほしいね」「前にも聞いたけど人間は忘れるから時々はこういう健康講話や料理講習やってほしいね」などいろんな声が出ました。
新たな動きが…
今回の説明会では、「健康づくりモデル自治会」の紹介をしています。津波古、新開、冨祖崎、新里、仲伊保の5自治会ですが、それぞれ自治会長をリーダーに実行委員会をつくり健康づくりを実施しています。これまでの行政主導ではなく地域が主体となった活動です。
今回の説明会の後早速、手登根地区では、健康づくり推進員を中心に「3B体操」を開催して婦人の皆さんから大好評。三月からサークルになり、毎週水曜日活動をしているようです。
またモデル期間を終えた津波古地区においても3月に「カルシウム強化メニュー」の料理講習会を実施しています。新開地区では「太極拳」がサークルになりその良さを他の地域へも広めたいと先月号の広報で募集しています。
このように各地区のユニークな活動は県内外から注目を浴びています。モデル期間は15年度で終わりましたが、このような地域ぐるみの活動の輪が広がり継続されていくことを願っています。この場を借りて自治会長さんをはじめ各モデル地区の住民の皆さんのご協力に感謝申し上げます。
あなたも仲間といっしょに
健康づくりは、各自が自分にあった活動をすればとてもすばらしいことだと思います。しかし、一人ではなかなかできないし続かないという場合もあります。
健康づくりに関する学習会や講習を受けてみたいと思うあなた、地域の婦人や模合仲間でもよいです。皆さんと一緒にトライしてみませんか。町で医師や栄養士、運動指導士等講師の派遣が対応できます。お気軽に健康課までお電話ください。お待ちしています。
(保健師 浦崎千佐江)
ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1EbNujr9hVasZ53egg22VHTlPim2rxh4T/view?usp=drive_link |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008457 |
内容コード | G000000809-0012 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第321号(2004年4月) |
ページ | 10 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2004/04/10 |
公開日 | 2025/01/20 |