「沖縄には、昔から縁があったと思う」と話す山崎博久さん(字新開)。東京生まれの東京育ち。今から三年前にくつ、かばん、ベルトなどの修理工をするかたわら、沖縄の伝統的な楽器、三線と出会った。
現在、照喜名三線店で、本格的に三線づくりに取り組んでいる。照喜名朝栄さん(写真右、字佐敷)に弟子入りを許され、夢に向かってまっしぐらに進む。刃物研ぎから、手ほどきを受ける。
職人になるためには、三十年はかかるという、三線づくり。師匠の照喜名さんは「真っ白な状態で何でも吸収しようとしている」と山崎さんを激励し、見守る。照喜名さんには、本土にたくさんの三線が流出している現状から、修理、メンテナンスは誰がするのかという思いが常にあったという。まさに、その重要な任務が、山崎さんには託されている。
三線の魅力について山崎さんは「まだ、わからない。不思議ですね、三線を通じて多くの人と出会っている。それが、一番。お金にかえられない財産です」と言いきった。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008457 |
内容コード | G000000809-0008 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第321号(2004年4月) |
ページ | 4 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2004/04/10 |
公開日 | 2025/01/20 |