「みんなでいっしょに!」
1月9日を皮切りに、「健康さしき21」の支部入り説明会を実施しています。キビ刈り時期ですが、多くのみなさんに参加してもらい、本当にありがとうございます。
さて、私たちは①住民のみなさんに佐敷町の健康実態を知ってもらう、②生活習慣病予防に向け個々人ができることを考え、地域のみなさんと行政が一緒に健康づくりに取り組んでいこう。という趣旨で行っております。
「へぇ~」
どんなことを説明しているかと言うと…「佐敷町の健康実態」と題して沖縄県の男性の長寿が26位になった背景や、佐敷町の死因、老人医療費(地区ごと)、介護保険の実態、どのような病気で医療費、介護保険が一番使われているか、更に住民健診受診率の有所見率、「佐敷の人は太っている?」の肥満率などを示しています。
健康課が示すデータとしては初めてのものもあって、みなさん「へぇ~」と身を乗り出して自分の地区をチェックしています。
「このデータから分かることは」
『①佐敷の人は全国に比べて男女とも肥満者が多い。(図1)②肥満があることにより様々な所見が出てくる(特に血管の病気)③医療費がかかっている病気は骨折、腎不全、脳梗塞、心疾患である。④介護が必要となった原因疾患は脳血管疾患が1位である。⑤男性の健診受診率が低い。』ということが分かりました。
●BMIが高くなると…BMIが「25」を超えたら危険信号!BMIが高くなると、高脂血症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなるのです。
●BMIの求め方 BMI=体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)
たとえば…身長170cm、体重70㎏のひとなら 70÷1.7÷1.7=24
「若い年代での受診が少ない…」
図2は佐敷町の人口ピラミッドです。各年齢階級の人口と国保加入者数と住民健診受信者数を示してみました。
住民健診は自営業者や職場などで健診を受ける機会がない方を対象に行っています。また、65歳以上の高齢者の実態調査では、9割の方が健診や病院で定期的に受診していることが分かりました。
さて、図2の60歳以下(40代、50代働き盛り)の受診者数をご覧下さい。とても少ないことが分かります。受診者数を国保加入者数で割りますと…男性14.5%、女性26.4%という結果が出ました。また佐敷町で行っているアンケートの結果でも健診受診率(住民健診、職場健診を含む)は男性20.1%、女性26.6%と低率であることが分かりました。健診では自分の血管の状態を知ることができます。状態を知ることによって、病気の予防につながります。血管の病気が増加している今日この頃、1年に一度の検査をしてみませんか?
「あなたの血液はドロドロ血液?サラサラ血液?」
健診を受けたことのない働き盛りの方はいませんか?佐敷町では4月に住民健診を行います。住民健診では血管の状態が分かります。自分の血液はどっちか分からないという方は、ぜひ健診を受診してくださいね。お会いできることを楽しみにしています。
(保健師 田口芳子)
健康さしき21とは?
生活習慣病を予防することにより、早世、障害の予防を図り「福寿のまち」を目指す計画のことです!
※早世とは若い年齢で亡くなることを言います。
※福寿とは元気で長生きすることを言います。
自分の健康を守るために…(2010年までの目標)
<目標>
1 肥満者の割合を…
男性 35.6%→25%
女性 35.4%→25% 減らす
2 40~50代の健診受診率を…
男性 20.1%→50%
女性 26.6%→50% 増やす
ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1SlVy_UB88Qb-C8ZjFalNrEjitd0hyRxm/view?usp=drive_link |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008456 |
内容コード | G000000804-0009 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第320号(2004年3月) |
ページ | 6-7 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2004/03/10 |
公開日 | 2025/01/20 |