平成十六年佐敷町成人式が一月十一日、シュガーホールで行われ、二百十九人が大人の仲間入りを果たしました。
津波元徳町長は「価値が多様化しているなかで、どう生きるか、自己決定、自己判断し、若さの情熱を持って行動してください」と新成人を激励しました。
新成人を代表し、城間敏郎さんと川平夏さんは「これまで両親の深い愛情に支えられました。社会人として自立できるよう、さまざまな試練を乗り越えて前進します」と力強くあいさつしました。
思い出のスライドで、幼いころの写真が流れると会場には歓声が沸き起こり、当時の様子を懐かしむ姿がめだちました。
今回の成人式では、町民合唱団の合唱、佐敷中吹奏楽部の演奏や劇団賞味期限のショートコント、佐敷中の校歌に合わせた創作エイサーなどが披露され、多くの関係者に支えられたぬくもりのある成人式となっていました。
新成人へのメッセージ
佐敷町長 津波 元徳
成人を迎えられた皆さん、おめでとうございます。21世紀を担う皆様が、心身共に健やかに成長され、立派な成人になられましたことに心からお祝いの言葉を申し上げます。
昨今の社会情勢は人々の価値観が多様化し、内外を含めかつてない激動の時代を迎えております。その中で、我が国を背負って立つ豊かな知性と健全な精神、高い情操とを併せ持つ民主的な文化人たるべき資質を涵養しなければなりません。そのためにもこれまでの経験を生かして慢心することなく、責任と自覚を持ち自己啓発に務めることが肝要です。明日の社会を明るくする原動力となり、洋々たる前途に向かって存分のご活躍をお祈りいたします。
教育長 上原 弘一
満20歳を迎えられたはつらつたる若さあふれる皆さんに、心からお喜びとお祝いの言葉を申し上げます。
昨今の混迷する社会情勢の中で、皆さんに期待したいのは社会に対して問題意識を持って世の中を改革し、変革していこうという意欲ではないでしょうか。そのためには豊かな感性、柔軟な発想、未来に対する夢というものが必要です。どうか社会に出て、理想を実現していく人間の生き方に触れ、それに感動し、憧れるという体験をしてほしいです。多くの出会いと夢や希望に燃えた人生を歩んでください。
はたちのキモチ
瀬底 莉鶴さん 津波古・大学生 町成人式実行委員長
夢はシュガーホールで働くこと
音楽が好きです。ジュニアコーラスの一期生で、以来、身近に音楽がありました。現在、ジュニアコーラスのアシスタントとして、子ども達の指導にもあたっています。もっとピアノ、クラリネットの腕を磨き、自分を高めていきたいなぁと思っています。
大城 盛智さん 新開・専門学生
何事も前向きに
これまで、両親には、いろいろアドバイスしてもらいました。感謝の気持ちがいっぱいです。何事にも前向きに考えられるようになったと思います。
来年からは、空港でグランドサービスの仕事に就きます。仕事はきつくて、時間も不規則な面もありますが、負けないで、早く仕事を覚えて、社会人として一人前になりたいです。
吉田 友美さん 冨祖崎・フリーター
ルールを守り、今を楽しむ
佐敷が好きで、将来は結婚して、幸せな家庭を築きたいなぁと思っています。彼氏大募集中です。今を楽しみたいという気持ちがあります。
20歳はひとつの通過点にすぎません。これからは、お酒を飲む機会が増えてくると思いますが、人に迷惑をかけない、飲酒運転は絶対にしないなどルールは守ろうと思います。
儀間 勝平さん 第二団地・大学生
チャレンジ精神で自己の向上を
将来の夢はできれば高校教師になりたいと思っています。明るく、厳しく、そして生徒の立場で考えられるような先生が目標です。
シスアド、簿記などの資格にもチャレンジし、自分の能力を向上させたいと思っています。
まだまだ未熟でこれからも迷惑をかけると思いますが、母にはありがとうと伝えたいです。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008456 |
内容コード | G000000803-0002 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第319号(2004年2月) |
ページ | 2-3 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2004/02/10 |
公開日 | 2025/01/20 |