[インフルエンザとSARSの関係]
アジアを中心に猛威を振るったSARSは、7月には一応終息しましたが、インフルエンザのように空気が乾燥する冬に再び感染が広がる可能性があります。SARSは、発症の初期に患者を隔離できれば感染が広がることはありません。しかし、初期症状はインフルエンザと類似しており、臨床診断において鑑別が困難です。SARSとの鑑別が困難なことによる混乱を最小限に抑えるためインフルエンザ予防接種を受けるようにして下さい(65歳以上の方は予防接種法に基づき接種が推進されていますが、その他の方は任意接種となります。)。
[SARSとは?]
SARS(重症急性呼吸器症候群)は、SARSコロナウイルスによる感染症です。SARS患者と接触した医療関係者や同居の家族など、患者の咳を浴びたり、痰や体液などに触れるなどの濃厚な接触をした場合に感染し、約10日間の潜伏期間を経て発症します。主な症状として38度以上の高熱と、たんを伴わないせきや呼吸困難といった呼吸器症状です。
SARSコロナウイルスは、消毒用エタノールや漂白剤などの消毒で死滅します。
[SARSについてQ&A]
Q1.SARSが疑われるのはどのようなときですか?
A1.SARSが疑われるのは、
①10日以内に流行地域から帰国、又は10日以内にSARS患者の体液に触れるなどの濃厚な接触があった方。
②38度以上の急な発熱。
③せき又は呼吸困難感などの呼吸症状がある方。
上記3項目にあてはまるときです。
特に、①の要件をみたす方は、必ず事前に南部福祉保健所又は最寄りの県立病院に電話で相談の上、指示に従って下さい。
南部福祉保健所 TEL 889-6591
Q2.SARSの予防法は?
A2.SARSの流行地域には必要な幼用事が無い限り渡航を控えましょう。また、外出先から戻ったら手洗いやうがいを徹底して行う、人ごみは避けるなどの方法をとりましょう。
Q3.SARSの流行地域から帰国した場合にはどうすればいいのか?
A3.帰国後10日間は、
①人に会うのは最小限にする。
②やむを得ず外出する場合には、マスクを着用する。
③発熱、せき、呼吸困難といった症状が出た場合は、必ず南部福祉保健所又は県立病院に電話で相談し、指示に従う。
【ご相談・お問い合わせ】沖縄県福祉保健部健康増進課 TEL 866-2209
ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1YT03NgsnZI8SHk3b_RvgCKgn9c6B-P4-/view?usp=drive_link |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008456 |
内容コード | G000000800-0025 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第316号(2003年11月) |
ページ | 13 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2003/11/10 |
公開日 | 2025/01/20 |