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危険!! 飲酒運転 飲むつもりはなかった…

飲酒運転はなぜ危険か
お酒を飲めば、気分が良くなってきます。これはお酒の中に含まれているアルコールが神経を麻痺させるからです。そして、運動機能などの調節がうまくいかなくなります。

このような状態では、
①注意力がにぶる
②見える範囲が狭くなり、動いているものが止まっているように見える
③反応動作がひどくにぶくなる
④誤った動作を平気でずるようになるなどの影響が現れてきます。

こんな状態で運転をすれば、
①道路標識、歩行渚、他の車を見落とす
②カーブや坂道など危険なところでもスピードをゆるめない
③恐怖感がなくなり、大胆になってしまう
④眠くなる
などの状態になってきます。

実態調査から浮かび上がる佐敷町の姿
平成15年上半期の飲酒運転実態調査(沖縄県警調べ)によると平成15年1月から6月末までに飲酒運転で検挙された者は3593人です。
 佐敷町では、飲酒がらみで70人が検挙されました。決して良い数字とは言えません。
実態調査から検挙者の多くは、深夜22時から5時の間で週末の金曜日に集中しています。年齢別では、20代、30代が最も多く、居酒屋で飲酒した後、自宅までの距離を運転して帰るという実態があります。
「車を運転するので飲むつもりはなかったが、つい飲んでしまった」とほとんどの検挙者が答えるといいます。
与那原警察署の伊元尋雄交通課長は「佐敷町では飲酒運転の検問の際、一時間で5.6人が検挙されたことがあります。このようなペースは初めてですね」と目を丸くして佐敷町での検挙者の多さを指摘しています。
事故を起こせば大きな犠牲と費用がかかります。一億円以上の損害賠償は今や常識です。飲酒天国の沖縄にいる私たち一人、ひとりが飲酒運転をなくそうと自覚し、行動していくことが大きな犠牲を防ぐことへとつながっていくのではないでしょうか。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1fNuG75dclZ_TJ5Tc50sAboXT3EEQyrUz
大分類 テキスト
資料コード 008456
内容コード G000000798-0003
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第314号(2003年9月)
ページ 2
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2003/09/10
公開日 2023/12/18