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MTP中城湾港マリンタウンプロジェクト(佐敷東地区) 埋立事業計画

佐敷町では、MTP(マリンタウンプロジェクト)を見直し推進するにあたって、住民説明会
を12月10日~19日にかけて行いました。
今月号から埋立事業見直しに関することについて、掲載しきす。
まずは、佐敷町において、『なぜ埋立が必要なのか』を紹介し、見直しに関する概要等、
具体的な内容については、来月号で紹介します。
まちづくりを海に(埋立)求める背景
①町域が狭いうえに地形的な制限がある。
・佐敷町は県下で5番目に面積が小さい。(1,060ha)
・しかもその55%は傾斜地や台地でそのほとんどが地すべり地域や危険地域である。
→※まとまった開発地の確保が困難、幹線道路も国道1本に頼る状況。
②土地利用上の制約がある。
・復帰直後の昭和49年に、町域の約93%が農業振興地域、市街化調整区域に指定された。
市街化区域面積(津波古・新開・新里の一部)76ha(7%)
市街化調整区域面積(小谷~仲伊保)984ha(93%)
(農業振興地域)
※市街化(開発)が抑制され、現在、町域のわずか7%の市街化区域に人口の約半分が集
中。
※開発地(公共用地、住宅地)確保のため多くの農地を転用して対応。
(H元年~H9年で約11haの用地を転用)

③有利な地理的条件、恵まれた自然環境がある。
・那覇市から約16kmに位置している。
・中城湾の静穏な水域を前面に有し、背後には緑豊かな平野、台地へと連なる美しい自然
環境に恵まれている。

※厚生年金休暇センター、シュガーホール、馬天港等がすでに立地している。(人が集ま
る場所としてのポテンシャルが高い)
埋立の理念
埋立を基点としてまちづくりの“核(中心)”をつくり、東西のバランスある発展と地域活
性化を図る。
①賑わいあるまち(地域活性化)の核の形成
厚生年金休暇センター、シュガーホール、馬天港等の広域施設と恵まれた自然環境を道路

連結させ、海辺に賑わいのあるまち(まちの核)を創る。
②道路網(域内幹線道路)の整備
将来のまちづくりの骨格となる域内の幹線道路を整備して利便性の向上(交通渋滞の解消

及び安全性・防災上の問題を改善する。
③行政、教育文化、福祉等の社会活動の拠点(シビックセンター)の整備
町有地で町の中央にある築島を活かして、町の東西を道路で結び”住民交流や行政サービス
の核”をつくる。
④適切な土地利用(市街地と田園地域及び白然環境が共存共生するまち)への誘導
まちの土地利用を市街地の拡大、田園地域、自然環境保全等の各ゾーンヘ適切に誘導し、

西(都市と農村集落)のバランスあるまちづくり、特色のあるまちづくりを図る。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1Imu3zeek_Q_rHR5L9ofud8NEXpO3bfr4
大分類 テキスト
資料コード 008455
内容コード G000000786-0005
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第306号(2003年1月)
ページ 4
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2003/01/10
公開日 2023/12/18