なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

私達が出すゴミの実態知ってますか・・

「佐敷町のごみの現状は一体どうなっているのですか…マナーが悪すぎます…」この特集のきっかけとなったある一町民の声。その声にお応えして、佐敷町のごみの実態をお知らせします。

いったん減少したごみが再び増加へ
グラフは、平成元年からの、佐敷町の1年間のごみの搬出量です。当初2,000トン代だったのが、平成5年にはついに、3,000トンを突破。平成8年には過去最高の3,393トンになりました。
平成9年には、ごみ5種類分別がスタートしました。分別が開始後、一旦ごみの総排出量は減少しました。(グラフ参照)しかし、分別によって減ってきたごみの量は再び増加して、平成13年には、2,653トンになり,過去にも迫る勢いで増加しつつあります。

マナー5か条
第1条.ごみは、収集日の朝8時30分までに、門口に出そう。収集後は出さない。
第2条.団地・アパート等は、階段の昇降口か所定の場所に出そう。
第3条.ごみは、分別して、町指定の袋に入れよう。
第4条.不法投棄はしない。
第5条.収集作業の妨げになる不法駐車はしない。

ゴミを減らす3つのR
Reduce(リデュース)
●ごみを出さない暮らしを心がけること。
・過剰包装は避けること。過剰包装の商品は買わないこと。
・買い物バッグを持参すること。(マイバック運動)
・詰め替え商品を利用する。
・その他

Re-Use(リユース)
●使用済み製品を再利用すること。
・生き瓶=リターナプル瓶(ビール瓶、酒瓶牛乳瓶等の再利用)。・故障しても、修理して使う。
・フリーマーケットやバザー等に出店して、他の人たちが再利用する。

Recycle(リサイクル)
・佐敷町の「資源ごみ」は紙類、缶類、びん類、PETボトル、古布の5分別であるが、「つきしろ学園」で、さらに細かく分類しています。
分類すれば、「ごみ」ではなく、立派な資源となります。
・缶……スチール缶、鉄筋……等の鉄製品(「とよみ大橋」)
・びん……びん、路盤材……等。
・PETボトル…トイレットペーバーや色々な紙の材料(「古紙100%」や「古紙80%」…等)

今回ごみ最前線として佐敷町のごみの現状をお知らせしてきましたが、町のごみ収集委託業者の城間安俊さん(字小谷)からのお願いです。
「以前に比べ、ごみの分別はほぼ90%出来てきています。しかし、中には、燃えないごみの日に、資源ごみや、粗大ごみを出したりする人もいますね。それから、缶だけでなく、ビンも資源ごみと分かってください。」とのことでした。
東部清掃施設組合の新里勝弘さんは「7月に破砕機室でガスの爆発事故がありました。原因は多量のスプレー缶を潰したことです。家庭からスプレー缶を出すときはなるべく釘か、ペンチで中のガスを抜いて出すようにして欲しい」と話していました。
佐敷町のごみは、今後ますます増えていく可能性が充分にあります。マナーを守り、一人一人がごみの減量化に努めましょう。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1xZdTLNwzdCT5tDu3IhUWDdtu0YgcZzcx
大分類 テキスト
資料コード 008455
内容コード G000000784-0013
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第304号(2002年11月)
ページ 8-9
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2002/11/10
公開日 2023/12/18