コンピュータ診断による健康調査
平成9年度~13年度の5ヵ年をかけて、在宅にいる65歳以上の高齢者1,502人を対象に健康調査(有効回答数は男性654人、女性848人で有効回収率100%)を行いました。調査では、健康状態や日常生活状況、保健福祉サービスの状況等についてコンピュータの診断により健康づくりのアドバイスを行いました。
また、調査結果、心身の状態や家屋環境などの気になる者については、相談や必要なサービス機関へつなげるなどの訪問指導を実施しました。
比較的健康95.9%も
外出が独力でできる程度の比較的健康と思われる者は95.9%である。外出等何らかの介助を必要とする者は61人(4.1%)で、その内、食事の世話など常に何らかの介助を必要とする者は17人となっている。
高血圧と膝痛で半数を占める
全体では、高血圧などの「循環器系」が533人(39.3%)、膝痛などの「筋骨格系」が
218人(16.1%)の二項目で半数を占めている。
各がん検診受診率 全体の3割以下
基本検診受診率は約七割である。未受診の理由では「治療中」が半数近くを占めている。各がん検診受診率は全体的に低く三割以下にとどまっている。
サービスの周知度はばらつきが
サービスの周知度については、ばらつきが見られる.デイサービスなど利用の多いサービスについては知らないとする者は少ない。
食に最も気をつかう
最も気をつけていることは、「食事」が半数近く、次いで「あまり気をつかわない」が3割を占めている。
生きがいは子供・孫の成長
全体で「子供・孫の成長」が7割と多く、次いで「家族の団らん」、「友達・近所づきあい」となってる。
地域ぐるみで高齢者を支援
今回の調査では、在宅にいる高齢者は何らかの病気は抱えているものの、全体的に食事などの生活習慣や健康管理に心がけ、在宅生活が送れている印象を受けました。
健康であるとういうことは、身体面、精神面だけでなく経済、社会面においても安定していることが条件といわれます。特に高齢者にとっては、家族や孫、近所づきあいといった地域社会のつながり、支えがより重要となってくることがわかります。
今回の調査結果を活かして、行政だけでなく地域ぐるみで高齢者の健康づくりを支援していけることを願っています。
調査にご協力頂いた、町民の皆様ありがとうございました。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1T-WZ57QB2G7Vrr_fYXSOYr5g0IWw6IxF |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008455 |
内容コード | G000000783-0004 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第303号(2002年10月) |
ページ | 4-5 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2002/10/10 |
公開日 | 2023/12/18 |