なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

平成15年4月1日から沖縄県介護保険広域連合がスタート

豊見城市と33町村(西原町、宮古・八重山地区を除く)が参画し、平成15年4月1日業務開始されます。

広域化によって期待できる効果
①認定基準給付、保険料の標準化で地域間の格差が解消できる。
②財政規模を大きくすることで、安定した保険財政が確保できる。
③人的配置や電算機器等の運用コストの大幅な節約が図られる。

広域化で何が変わるか
①保険料の納付先が市町村から広域連合になる。
②介護保険の給付関係も広域連合で行う。
③認定にかかる調査も広域で行う。

介護保険サービス利用状況(平成14年7月分)
佐敷町の7月の総人口は11,639人、そのうち65歳以上の高齢者が1,856人で高齢化率が約16パーセントとなっています。
65歳以上高齢者のうち介護保険による要介護・要支援の認定を受けた方が324人で、高齢者の約17パーセントが介護の認定を受けています。

認定を受けた324人の高齢者のうち、約58パーセントの187人の方が在宅で介護サービスを受けています。介護度が高くなるにつれて在宅での介護サービス利用が少なくなっています。

また、認定を受けた約28パーセントの90人の方が、施設で介護サービスを受けています。その内訳は、老人ホームが53人、老人保健施設が12人、療養型医療施設が25人になっています。
在宅で介護サービスを受けている187人のサービスの種類は、平均すると1人当たり2.7種類の介護サービスを利用しています。

在宅介護サービスで利用の多いのが、通所系サービスの通所介護(デイサービス)と通所リハビリテーション(デイケア)です。
通所介護サービスを利用している方に、1ヶ月の利用日数が21日というケースも見受けられます。
寝たきりや痴呆予防のための必要なサービスなら良いと思われますが、ただ「楽しいから参加する。」というだけで大切な保険料を安易に使っていたとしたら、保険料は年々上昇するばかりです。
介護の認定を受けていない方、認定の申請をしたが非該当になった方に対しては、老人福祉センター内の各種生きがいサークル活動やミニデイサービスも利用いただいて、閉じこもりや寝たきりにならないような取り組みも行っており、地域の諸活動に積極的に参加することが望まれます。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1iq_JjqclsxogsSTuLVFHkL93EuFIT83a
大分類 テキスト
資料コード 008455
内容コード G000000782-0012
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第302号(2002年9月)
ページ 8
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2002/09/10
公開日 2023/12/15