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保健師だより 私達、食生活改善推進委員です(コスモスの会)

去る6月18日、文化センターにおいて食生活改善推進協議会総会が開催されました。
佐敷町では、当協議会は平成11年度に発足し、会の活動は早4年目に突入します。総会には、約40名の会員がにぎやかに集いました。

農生活改善推進員ってどんなことしているの?
食生活改善推進員は、健康づくりのための食生活改善等の実践活動を通して、地域住民の健康増進と福祉の向上を図るために結成された自主活動組織です。
活動内容は、食生活についての講習会、研修会を行ったり、食生活を中心とした健康づくりを地域において伝達講習会を行ったりします。住民検診の会場などでフードモデルの説明を行ったりしているのは私達です。
食生活による健康づくりに関心、興味のある方、ぜひ一度のぞいてみませんか。

健康づくりの基本は食生活から
総会では、西江登美子会長のかけ声に始まりました。わが町では平成12年度「健康の町宣言」を行い、8つの推進目標を採択しました。その中で食生活に関する項目は4つ。

朝食を食べよう 塩分を控えよう 過度の飲酒をしない 適正な体重を維持しよう

このように、健康づくりの基本は食生活からと言われ、先ずは自分自身、自分の家庭からを合い言葉に、学んだことを日常生活に活かしていこう。また、できる余力を地域での食生活による健康づくりの活動に活かして欲しい、と会員へ呼びかけました。
議事では、活動報告や会計報告を行い、会場との活発な意見交換も行われ、これからの会の活動に会員のやる気十分な志気を固めました。

長寿を支える【食】
総会に引き続き、『築こう!これからの健康づくり』と題して、琉球大学教育学部教授・平良一彦先生による記念講演が行われました。沖縄の高齢者は長寿といわれ、「暖かい風土、体が動ける間は畑仕事をしたり地域での社会活動へ参加、ほどよく昼寝をしたり良い睡眠習慣を行っている」 ことなどが要因らしい。そして気になる食生活の面では、「豚肉や豆腐、緑黄色野菜、海藻類の摂取量の多さ、食塩摂取量の低さは全国と比較して沖縄県は特徴的」だといいます。
しかし、今の若い世代においては長寿県沖縄が幻になるという危うい食生活になりつつあるということのようです。さて私達は長寿県を守り続けていけるのでしょうか?

会の名称は【コスモスの会】
佐敷町のあちこちによく見られるやさしくて可憐な花。 きれいに咲き誇った後はその種が舞い。あちこちに芽を広げていく。・・そんな活動の会にしたいね、と発足当初に付けた名前。それが少しづつ、少しづつ芽を出しつつあります。
胸にコスモスの会とネーミングしたエプロン姿の私達を見かけたらぜひ声をかけて下さいね!

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1iq_JjqclsxogsSTuLVFHkL93EuFIT83a
大分類 テキスト
資料コード 008455
内容コード G000000782-0010
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第302号(2002年9月)
ページ 7
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2002/09/10
公開日 2023/12/15