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シリーズ男女共同参画社会を考える その②

今月は、「男女共同参画社会づくりに関する町民意識調査」から、家庭生活における役割
分担の現状についてお知らせします。
■家庭における「家事」の分担表①の「家事」の分担(既婚者全体)をみてみると「食事作り
」「食事の後片付け」「日常の買い物」は8割以上の回答者が「主に妻」と答えています
。「日常の買い物」は1割程度が「妻と夫が半々」と回答しているものの、これらの家事
の負担は女性に集中しています。
次に、表②、表③の共働き家庭と専業主婦のいる家庭における「掃除」「洗濯」の分担状
況をみると、例えば、「掃除」を「妻と夫が半々」に行う家庭は共働き世帯で19.2%であ
るのに対し、専業主婦のいる家庭では2.6%となっています。また、「洗濯」についてみ
ると、共働き家庭では「妻と夫が半々」が16.7%に対し専業主婦のいる家庭では3.9%で
あり、共働き家庭では男性の家事参加も少なくないといえます。ただし、共働き家庭では
男女が共に働いているにもかかわらず、家事の分担が女性に偏っており、専業主婦のいる
家庭よりも女性の負担が重くなっているといえます。
こうした状況をふまえた上で、それぞれの家庭の実情に照らし合わせながら、男女双方に
とってよりよい家事分担の在り方について男女が話し合う機会を設けることが重要です。
また、家事への参加が少ない男性に対しては、家事の技術を習得する場を作る必要がある
と考えられます。
町男女共同参画社会をつくる懇話会でも、男性の料理教室を開催してみてはどうかという
話もでています。

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大分類 テキスト
資料コード 008455
内容コード G000000779-0011
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第299号(2002年6月)
ページ 10
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2002/06/10
公開日 2023/12/18