なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

シリーズ男女共同参画社会を考える その①

佐敷町で昨年9月、町民700人を対象に実施した「男女共同参加社会づくりに関する町民意
識調査」の結果がまとまりました。無作為に選ばれた、男性346人と女性354人総計700人
から回答がありました。
■トートーメーの継承
さて、男女平等等が叫ばれるなか、沖縄では以前からトートーメーの継承についてはいろ
いろ問題になっていますが、今回の調査の結果、佐敷ではどうなっているのでしょうか?
一般にトートーメーは長男に限ると思われているようですが、意外なことに、佐敷町民は
「血縁なら女子でもよい」という回答が全体の41.6%で最も多くなっています。(図①参
照)
それでは『トートーメーの継承に対する考え方』(年代別)をみてみましょう。表①を見て
もわかるように、年代によってトートーメーの継承に対する考え方の違いがみられます
。60代以上の約半数は「長男に限る」というのが多数でした。60代以上では長男によるト
ートーメーの継承という考えが根強いことがうかがえます。
つづいて『生まれ順別トートーメーの継承に関する意識』表②では、「長男に限る」と解
答したのは「長男」よりも「二男以下」に多くみられました。
トートーメーの継承の問題は財産相統の問題や親の介護の問題とも密接な関わりをもって

いるものと考えられるため、各家庭の状況を踏まえつつ、トートーメーの継承のあり方に
ついて議論を重ねていくことが必要かもしれません。
■今後もテーマ別に
この「男女共同参加社会づくりに関する町民意識調査」の結果をこれからも、『家庭生活
における男女の役割分担』、『職業生活における男女の生活実態と意識』、『慣習・地域
行事に対する男女の意識』『子育て・学校教育における男女の意識』など、テーマ別に、
随時広報でお知らせしていく予定です。

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大分類 テキスト
資料コード 008455
内容コード G000000778-0010
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第298号(2002年5月)
ページ 6
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2002/05/10
公開日 2023/12/15