佐敷町教育委員会は、津波元德佐敷町長に対して12月11日、歴史と文化に根ざしたまちづくりの在り方についての提言を行いました。
この提言は、12月5日に町教育委員会に対して佐敷町尚巴志懇話会(宮城鷹夫会長)が答申したものです。その中で、「佐敷町は第一尚氏の発祥の地と知られており、とくに尚巴志は、佐敷町民のシンボル的存在と言ってよい。第一尚氏を生み出した佐敷町の歴史と文化を掘り起こし、これを学ぶことは緊急かつ重要な課題である。」と提言。
尚巴志を基軸としたまちづくりの方策として、①佐敷上グスク周辺一帯の自然・歴史的環境の保全整備②周辺の遺跡調査と民俗の調査書をまとめること③資料館・博物館の設置④第一尚氏への関心を高めるための具体的方策⑤ふるさとの自然や歴史、文化に誇りを持たすための教育⑥尚巴志王シンボル像の建立と歌碑の設置⑦尚巴志まつり、尚巴志文化まつりの開催、以上7項目の実践を要望しました。
第一尚氏・尚巴志とは?
15世紀初頭に、佐敷を拠点として南山・中山・北山と分かれていた琉球を統一したのが、第一尚氏(尚思紹王統)二代目の尚巴志です。
第一尚氏は、国中の里数を改め、首里城を整備築城し、安国山に花木を植え、那覇港を貿易の中心に据えて、中国だけでなく、朝鮮、遠くは安南、シャム、マラッカ、ルソンあたりまで船を出して、琉球大交易時代をつくりあげました。
第一尚氏に関する文献はほとんどなく、中山世鑑、世譜、球陽などにはごく大ざっぱにしか記述されてませんが、佐敷には、多くの説話、史跡、祭事として残っています。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008454 |
内容コード | G000000771-0009 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第295号(2002年2月) |
ページ | 8 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2002/02/10 |
公開日 | 2023/12/15 |