佐敷中3年城間盛敬・吉田孝之・吉田一也
佐敷中学校三年生は、総合的な学習の時間の中で「福祉について関心を持ち、自分たちでできる事は何か」を考えてみました。そこでぼくたちは、福祉の中の保育コースを選択、園児の遊具作りというテーマを決め、9月28日、第一保育所に行きました。
そこで、園児の遊具というのは、安全面・機能面それから創造性を育てる面など、いろいろな面から気を使わないといけないという事が分かり、どんな物を作ったら良いのかと全員で悩み考えました。そして話し合った結果、園庭にシーソーがないので、それを作ることに決めました。
10月31日、材料の木材を与那城組へもらいに行きました。木材は、カンナをかけた後、すばらしい板になりました。その板を240cmに切り、パイプを切りました。足場を固め、アングルをすぐにはずれないように棒をつけ、おじさんに手伝ってもらい、鉄板にパイプを頑丈に溶接をしました。
ぼくたちは、保育園の子どもたちのことを頭に思い浮かべながら、安全なシーソー作りを心がけました。シーソーが傾いた時に、園児が足をはさんだりしてけがをしないようにするには、どうすれば良いのだろうかと話し合った結果、タイヤを使うことに決めました。
ほとんど自分たちで頑張ったけれど、溶接など難しい所は、R工作所のおじさんたちに手伝ってもらいました。
苦労して完成したシーソーは、11月10日に第一保育所に贈ることができました。何よりも、園児たちが大喜びでシーソーで遊んでくれたことがとても嬉しかったし、作って本当に良かったなと、思いました。
このシーソー作りを通して、ぼくたちは、いろいろな事を学びました。物を作るには、多くの技術を大人から学ばないといけないという事。一つの作品を忍耐強く友達と協力して自分たちで仕上げる事。作った作品が、子どもたちにこんなに喜ばれ役に立つという事。
僕たちは、これらの経験を生かして、今後とも頑張っていきたいと思います。この作品を完成するまでお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008454 |
内容コード | G000000770-0004 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第294号(2002年1月) |
ページ | 5 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2002/01/10 |
公開日 | 2023/12/15 |