なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

ふたごの星に会いに来てね

宮沢賢治の世界と沖縄文化との出会い
世田谷パブリックシアター・佐敷町シュガーホール・平良市マティダ市民劇場が共同制作
する音楽劇「ふたごの星」の制作発表が、6月26日、佐敷町文化センター集会室で行われ
ました。
制作発表には、津波元徳佐敷町長、上原弘一佐敷町教育長の他、脚本・演出の佐藤信さん
、音楽監督の中村透さん。東京から毬谷友子さん、高田恵篤さん、大鷹明良さん、沖縄か
ら津波信一さん、與儀朋恵さん、具志幸大さんの全出演者が出席しました。
制作側を代表して津波町長が、「この公演の持つ熱いメッセージ性と、環境・風土の異な
るホール間の連携による取組で『子どもたちの豊かな感性』を育みたい。」とあいさつを
しました。
演出の佐藤さんは、「この音楽劇は、子供と大人が一緒になって楽しめる作品。宮沢賢治
の描く東北の物語をベースに沖縄の要素を取り入れてつくりたい。」音楽監督の中村透さ
んは、「子供がよろこぶ作品は大人にも感動を与えることができる。沖縄の人の生命感に
育まれてきた音楽の温かさに普遍性を持たせたい。」と抱負を語りました。
また、出演者らは、「舞台では、現実には見えない、想像力で豊かなものを見せられる。
子供たちにもぜひ見てもらいたい。」と話していました。
この作品は、今年の全国公演後、来年には韓国公演も内定しています。
本格的全国デビューを果たす
津波信一さん(字新里出身)
「ふたごの星」に餅食いの役で出演する「しんちゃん」こと津波信一さん。沖縄ではよく
知られている方ですが、この作品で本格的な全国デビューとなります。
「いろんな人の良いところを盗んで、それを沖縄や佐敷にもって帰りたい。」と抱負を語
っていました。
チュンセとポウセという2人の童子の星が、天の川のそばの泉まで遊びに行きました。そ
こでは仲の悪い大からすとさそりが大喧嘩、怪我をして気を失ってしまいます。2人の童
子は大からすも、嫌われ者で意地の悪いさそりも、差別せず一生懸命看病します。2人の
純粋さに、さそりも改心します。
ある日、悪いすい星がやってきます。すい星のうまい口車にのって、2人は持ち場を離れ
てしまいます。そして、まっさかさま、空から滑り落ちて海の中へ…。
劇場では、このおはなしを<チュンセあるいはポウセ>と、<3人のヘンテコな語りべた
ち>が、歌とお話で語ります。
<星の舞人>は舞で語り、<星の楽人>が奏でる琉球の楽器・三線も音色で語ります。

日時8月4日(土)・5日(日)
16:00開演(15:30開場)
料金おとな/1500円《当日2000円》[全席自由]
こども/800円《当日1000円》(※4歳以上中学生以下)
問い合わせ シュガーホール8947-1100

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1WB3FkcNt7pNC3-ICH3UnNX1M375x1ukA
大分類 テキスト
資料コード 008454
内容コード G000000764-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第288号(2001年7月)
ページ 2-3
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2001/07/10
公開日 2023/12/15