〈なぜ肥満が問題なの?〉
去年の服が、今年はウエストがきついということはありませんか。
昔から「ベルトの穴がひとつ増えると寿命が一年縮まる」と言われたように、今日では肥
満がさまざまな病気の発症に関わっていることがわかっています。なかでも、内臓のまわ
りに脂肪がたまる肥満(内臓脂肪型肥満)は、生活習慣病の発症に大きく関係しています。
脂肪が過剰に多いと、中性脂肪が分解してできる遊離脂肪酸が増え、インスリンの働き
が悪くなって糖尿病を招いたり、肝臓の機能を低下させたりと、さまざまな生活習慣病の
きっかけを作ります。
また、中性脂肪が増加すると、動脈硬化を促進し、血管がつまりやすくなるため、心筋
梗塞などを招きやすくなるのです。
〈自分の生活を見直そう〉
一・早食い
早食いは食べすぎを招き、太る原因になります。よく噛むと消化の助けになるだけでな
く、食欲を抑える効果もあります。
二・過食
食べすぎは肥満のもと。常に「腹八分目」を心がけましょう。 食べ物を残せないタイプ
や、目の前に出されたものは最後まで食べてしまうタイプの人は、自制してください。
三・脂肪分・糖分のとりすぎ
どちらもとりすぎは肥満を招きます。脂肪も糖分もとりすぎると肝臓や脂肪細胞で脂肪
に変えられ、体内にとり込まれてしまいます。
四・朝食抜き
食事のリズムが狂うと、体はエネルギーをため込もうとしはじめ、太りやすい体質にな
ります。また、朝食抜きの夕食の大食いは太りやすい食事パターンです。
五・間食・夜食
間食や夜食でとるエネルギーもかなりのものです。とくにおやつのながら食いは、知ら
ず知らずに高エネルギーになりがちです。基夲食は朝、昼、晩の三食です。
六・お酒、清涼飲料水
アルコールは高エネルギーなだけでなく食欲を高める効果もあり、肥満の主な原因とな
ります。また、清涼飲料水の中には、糖分が大量に入っているものがあります。
七・ストレス
ストレスからくる過食ややけ食い、やけ酒も肥満の原因になりやすい要因です。休息を
十分にとり、ストレスをため込まないようにしましょう。
八・運動
体を動かすと、エネルギーを燃やして消費するだけでなく、基礎代謝量を上げて太りに
くい体にします。動かないと、ますます太りやすい体になるのです。
<健康相談のお知らせ>
なかなか減量がうまくいかないというあなた。自分にとっての必要なエネルギー(カロリ
ー)っていくら? 私の普段とっている食事のカロリーはいくらかな? どんな運動をどれ
くらいやったらいいの? など、あなたの相談に保健婦・栄養士が生活の見直しをしてい
くお手伝いをします。
健康課 947・2782
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1BcCuf-ehH-qxdT4O_L6q-a9VlAL1rdW8 |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008454 |
内容コード | G000000762-0008 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第286号(2001年5月) |
ページ | 5 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2001/05/10 |
公開日 | 2023/12/15 |