私たちの佐敷町
仲眞千賀(第2団地.13歳)
私たちの住む佐敷町は自然いっぱいで音楽やスポーツもさかんな大好きな町です。
佐敷町には「シュガーホール」と言う大きなホールがあります。シュガーホールの中には
、図書館や舞台があって、とても便利で利用する客も多いです。
私も五年生の時、キンカンバンドの演奏会で出場したことがあります。舞台に立った時は
、大ぜいのお客さんに注目され、少し緊張もしながら最後までオルガンをひくことができ
ました。会場いっぱいの拍手をもらった時は、出場してよかったと思いました。
また、図書館は、本がいっぱいで、自由研究の調べものや勉強にとても役立ち、クーラー
がきいていて、気持ちよく本を読むことができます。シュガーホールは、さとうきび畑に
囲まれて、外から見ると、すごくりっぱで感心します。
新里の山の方には、厚生年金休暇センターがあります。そこは、学校の教室からも見える
くらい大きい建物です。
私は、休暇センターをよく利用するので、なんでも知っています。
休暇センターには、プール、マラソンコース、ゲームセンター、結婚式場、スポーツラン
ドがあります。休暇センターは、自然がいっぱいあるので、マラソンコースを走っていて
、空気がおいしくて気持ちがいいです。とてもスポーツに適応していると思いました。
また、山の高台にあり、佐敷町全体を見ることができ、夜景はみごとに美しいものです。
こんなすばらしい、自然いっぱいの佐敷町は、大好きですが、逆にいやな部分を見ること
もあります。
私が朝いつも通学路を歩いている時、油や石けんのあわが浮いている、とても汚い川を見
ます。私はいつもそれを見るたび、「川がかわいそう。私たち人間が気をつけないと自然
にめいわくだな」と心が痛みます。
今はだんだん自然が減ってきてるので、とても悲しいです。私も自然にめいわくをかけな
いように、学校で学んだことを守って、洗たく石けんの量に気をつけます。
未来の佐敷町は、一人一人が環境問題に心がけ、今以上に自然を増やし、佐敷町ってすば
らしい所だね。と思えるような町にしたいです。
築かれた伝続、そして21世紀へ
末吉明日香(つきしろ・16歳)
視界を一面に覆う真っ青な海、たくさんのさとうきび畑、夏には蝉がいっぱいいそうな木
、色とりどりの花々、小中学校。私の住んでいるところからは、そのすべてのものが見渡
せる。それが私の育った佐敷町だ。私は、自分の町を誇りに思う。なぜなら、私が生まれ
る、ずっとずっと前から今日まで数えきれないほどの伝統が築かれてきたからである。
私は幼い頃、沖縄県を統一した尚巴志の話を祖母に聞がされた。幼いながらに私は、そん
なすごい人物が、この佐敷町の祖先だということを聞き、うれしく思ったのを、今でもは
っきり覚えている。
また、伝統だけではなく、環境も優れている。大都市のように、大きな建て物やビルが並
ぶようなところもないので、木々や花、そして、それをつくる空気も、とてもきれいだ。
しかしそんななか、日に日にすべてが良いものではなくなりつつある。新開橋の橋の下に
は、天然記念物となっているマングローブの木がずらりと並んでいる。でもその周辺には
、目がくらむくらい、たくさんのアキ缶やゴミが投げ捨てられていた。
『せっかくの残り少ない天然記念物と知りながらも、どうしてポイポイと投げすてること
ができるのだろう。』私はそこを通るたびに、いつも思う。そして、ひしひしと木々たち
が、わめいているように感じた。
どの町も、良い点ばかりではないはずだ。悪い所があるからこそ、町全体を良くしようと
必死になって努力し、自分たちの手で変えてゆくのだ。そのためにも、私たち若者が、こ
れからの佐敷町を支えてゆき、今、この町に欠けているもののために前進していきたい。
もう二十一世紀は目の前だ。次なる伝統を受けつぐ私たちの手で、これからの佐敷町を精
一杯築きあげていきたい。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1GyWZXjWCSh17J2W_LKPZoEaEbX_95NAQ |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008454 |
内容コード | G000000761-0022 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第285号(2001年4月) |
ページ | 16 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2001/04/10 |
公開日 | 2023/12/15 |