〈健康で活力のある21世紀へ〉
我が国の平均寿命は、戦後、生活環境の改善や医学の進歩により急速に延び、いまや世界一
の長寿国となっています。
このような人口の急速な高齢化とともに、食生活、運動習慣等が原因で、痴呆や寝たきりな
どの要介護状態になってしまう人々の増加は、深刻な社会問題ともなっています。少子高齢
化社会では、疾病の治療やこれらを支える人々の負担の増大も予測されます。
そこで、21世紀の日本を、すべての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とする
ために、従来にも増して健康を増進し、早世(早死)や要介護状態を減少させ、健康寿命の延
伸等を図っていくことが極めて重要になっています。
そこで、厚生省は「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」として、栄養・食生活・
運動・身体活動・休養・こころの健康・アルコール・歯の健康など9つの分野にわたって、2010
年を目途とした達成の目安を示し、生活習慣の改善、危険因子の低減、疾病の減少に向けた
取組を進めることにしています。
〈健康日本21の目標設定例〉
1.栄養・食生活
《目標》適正体重を維持している人の増加
例40~60歳代女性の肥満者(BMIが25以上)
現状25.2%→2010年20%以下
BMI(肥満度指数)=体重(kg)÷身長(m)÷身長
計算例:身長170cm体重70kgの人の場合
70(kg)÷1.7(m)÷1.7(m)=24.2
2.身体活動・運動
《目標》日常生活における歩数の増加
例 男性現状8,202歩→2010年9,200歩以上
女性現状7,282歩→2010年8,300歩以上
3.休養・こころの健康づくり
《目標》ストレスを感じた人の減少
例 現状54.6%→2010年49%以下
〈良い生活習慣で健康づくりを〉
生活習慣病は、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒など、日常の生活習慣の影響をうけて発症
、進行する病気の総称で、がん・脳卒中・心臓病・糖尿病などがあげられます。
毎日の健康的な生活を考えるとき「生活習慣病」にならないための生活習慣の確立が、重要
なポイントとなってきます。今一度、自分の生活習慣を振り返り、できるとこるから実践し
ていきましょう。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1g6RGv95wcOE47RIO-hEWv90NHZjoHhZv |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008453 |
内容コード | G000000752-0008 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第280号(2000年11月) |
ページ | 6 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2000/11/10 |
公開日 | 2023/12/14 |