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元気・さしき・二十一世紀佐敷町「健康の町」宣言!

佐敷町健康づくり推進大会が、10月14日、シュガーホールで開催されました。「健康日本inさ
しき~健康長寿であるために~」をテーマに行われた今年の大会で、佐敷は「健康の町」を宣
言。毎月第1日曜日を「町民健康の日」と定めました。
大会では、健康づくりトークを、平田亮一さんがコーディネート。
パネリストに、湧上民雄さん、福盛久子さん、志喜屋和子さん、西江登美子さん、高江洲順達
さんが登壇。それぞれの立場から健康づくりについて語りました。
福盛さんは、県行政の立場から、国の国民健康づくり対策の変遷を説明。昭和53年からの第1
次では、栄養に重点。昭和63年からの第2次(アクティブ80ヘルスプラン)では、運動習慣普及
を進めてきたことを説明しました。
平成12年の今年から、第3次対策がスタート。21世紀における国民健康づくり運動「健康日本
21」が、これまでの、病気の2次予防(早期発見早期治療)から、1次予防(病気にならないため
の予防)に重点を置いていることなどを話しました。
高江洲さんは、佐敷町の医療費の現状を報告。国民健康保険特別会計を「子ども」、一般会計
を「親」に例え、現在の国保会計は、足りない分を親から援助を受けている状況であること、
またその額が多額であること、さらに老人保健の1人当たりの費用が、県内でも1、2を争う支
出であることなどを説明しました。
湧上さんは、医師の立場から健康についての提言を行いました。
3大死因のうち、脳卒中、心筋こうそくなどは、予防することができるものであること。沖縄
の健康長寿日本一を支えているのは、70歳以上の方々で、30代~50代の死亡率は高い、肥満
の方も多く、今の食生活習慣は改めなくてはならないと提言。
また、佐敷町の住民検診の結果から気になっていることとして、心臓病などの循環器疾患が
多いこと、それを招く要因であるコレステロール、中性脂肪の値が高いことをあげていまし
た。
住民を代表して、志喜屋さんと西江さんが、日頃の活動状況を報告。ユニークな試みでのボ
ランティア活動や食生活改善のための取組について発表しました。
大会では、笑築過激団座長の玉城満さんの特別講演「笑えるって幸せだ」や、伊原出身で112
歳で亡くなり男性長寿日本一だった、渡名喜元完さんを目指そうと、「めざせ元完日本一」の
オリジナルビデオの上映も行われました。
公募をしていた健康標語は、応募219点の中から3点を選出。
会場の拍手で「元気・さしき・二十一世紀」(馬小教諭・津波古得子さん)に決定。次点には「思
いやりのある健康福祉の町」(佐中1年・宮里恵理華さん)、「健康をみんなでつくる佐敷町」(
馬小6年・伊元美郷さん)が、それぞれ選ばれ表彰されました。
コーディネーター 
平田亮一(泉崎病院顧問)
パネリスト 

湧上民雄(沖縄メディカル病院院長)
福盛久子(南部保健所次長)
志喜屋和子(ボランティアサークルたんぽぽ代表者)
西江登美子(町食生活改善推進協会長)
高江洲順達(町健康課長)
健康の町宣言
「健康」であることは、私たちにとってかけがえのない財産であります。
まちづくりの主役は町民であり、町民の心身の健康があってこそ、きらりと輝く活力ある佐
敷町が創造できるものと信じています。
海と山に囲まれた、すばらしい環境の中で、すべての町民が健康で生きがいのあるやさしい
社会をめざすため、町民総参加のもと「健康の町」宣言を行い、毎月第一日曜日を「町民健康
の日」とする。
健康の町推進町民の誓い
私たち佐敷町民は、健康の町宣言の趣旨を高揚し、元気で、明るく、楽しい住みよい健康の町
を実現するために、次の推進目標の実現に努力することを誓います。
推進目標
1朝食を毎日食べよう!
1適正な体重を維持しよう!
1塩分を控えよう!1喫煙を控えよう!
1週2~3回の運動をしよう!1過度の飲酒をしない!
1質の良い睡眠をとろう!1趣味・生きがいを持とう!
毎月第一日曜日は「町民健康の日」
12月3日(日)から毎月第一日曜日はさしきスポレクセンター
無料開放
対象:町内外どなたでもOK
時間:午前9時~午後5時

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1g6RGv95wcOE47RIO-hEWv90NHZjoHhZv
大分類 テキスト
資料コード 008453
内容コード G000000752-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第280号(2000年11月)
ページ 2-3
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2000/11/10
公開日 2023/12/14