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保健婦だより 食生活の改善を目指して 栄養教室開講

近年、国民の生活水準の向上や医療の進歩により、日本は世界一の長寿国となりました。しかし、その方で、がん・心臓病・脳卒中などの「生活習慣病」が増加してきました。生活習慣病は、生命を脅かすだけでなく、身体の機能や生活の質を低下させる原因となります。
この生活習慣病を予防改善していくためには、日常の食生活はとても大切なこととなってきます。
今回、8月17日から「健康づくりのための食生活栄養教室」がスタートしました。
この教室は、生活習慣病の予防や、食生活の講義、調理実習をもとに、健康づくりを学び、また、食生活改善推進員としての育成を図ろうというのがねらいです。
定員枠を超える応募があり、現在40名の方が参加しています。
「自分の健康のために」「検診結果で注意があり、自分や家族の健康のために」「健康でいろんな活動をしたい」と、参加動機もいろいろです。

〈食生活改善推進員の活動〉
我が町においては、昭和56年度から、食生活改善推進員の育成をし、去年、食生活改善推進員協議会が発足しました。今年度から、役員を中心に会活動を強化しようと定例会での学習会や研修などの事業予定が決まっています。
これまで、健康・福祉まつりで試食コーナーを担当したり、親子クッキング教室などの伝達講習会を実施しています。これからも食生活に関するいろんな啓蒙活動を展開していく予定です。

〈健康に自信がありますか〉
好きなものだけを好きなだけ食べ、休日には体を動かさずゴロゴロしている。思い当たる人はいませんか?「わたしは大丈夫!健康には自信があるから」と思っている人にも生活習慣病は、ひそんでいるかもしれません。
生活習慣病は、本人の自覚症状がないまま進行していくので、サイレントキラー(沈黙の殺人者)とも呼ばれているのです。
生活習慣病は、その名のとおり、長年の生活態度の積み重ねによって起きるものです。しかし、日頃の習慣を見直し、ちょっと工夫して行動すれば予防することができます。
生活習慣病を予防する主治医はあなた自身です。さあ、今日から自分にあった工夫、自分にあった健康づくりを始めましょう。
健康に関する相談、こんな教室をして欲しい、元気な佐敷人で紹介したい人など、ご要望がありましたら保健婦までお気軽にご連絡下さい(℡947・2782)。

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大分類 テキスト
資料コード 008453
内容コード G000000750-0016
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第278号(2000年9月)
ページ 11
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2000/09/10
公開日 2023/12/14