サミットで話し合ってほしい事
佐敷中3年 金城裕絵
来週から、名護市で「沖縄サミット」が始まります。サミットは、各国の首脳が話し合いをする場ですが、この機会に、私なりにサミットで話し合ってほしいことについて考えてみました。
まず、私は、沖縄から基地がなくなって欲しいです。それは、米軍基地の多くが沖縄にあり、様々な害があるからです。例として、家では基地の飛行機の爆音がうるさく、飛行機が通り過ぎるまでテレビの音が聞こえにくいことがあります。
また、基地付近の小学校などでは、基地内から聞こえてくる音を防ぐために窓を閉め、クーラーの中で授業を受けているそうです。
そのため、子どもたちは外で遊ぼうとせず、自然とのふれあいが少なくなっているそうです。また、長年の爆音のために、耳を悪くした人もいるそうです。
さらに、基地は土地を広く取り過ぎです。基地内に、自分の土地がある県民もいます。いったい、いつになったら返してもらえるのでしょうか。
私は、沖縄県内にある米軍基地について、ぜひサミットで話し合いを持って欲しいです。
私には、もう一つサミットで話し合って欲しい事があります。それは、世界が一つにならないと解決のできない、「環境問題」についてです。
今、日本でもゴミの処理について、大きな問題になっています。
あと5年ぐらいすると、ゴミを処理するためのゴミ処理場が埋まり、新しいゴミ処理場もつくれないほどのひどい状態になると、聞いた事があります。私はその時、5年後の世の中はどうなっているのだろう。ゴミはどういうふうに処理されるんだろう。人間はどのようにして生きているんだろう。など、疑問に思った事がいくつかありました。私はこの時、ポイ捨てをやめようと決心しました。また、なるべく使える物は何度も使い、少しでもゴミを減らすように努力しようと思いました。
アメリカのハワイ州では、つばを吐き出したり、ポイ捨てなどをすると罰金だそうです。このままでは、私達の時代または私達の子孫の時代には、日本は本当にどうなっているのでしょう。どうなるのかは、今を生きる私達次第です。
そして、日本だけではいけません。中国も、ロシアも、世界全体で考えて、広めていかなければならないと思います。ぜひ、サミットでも話し合って欲しいと思います。
最後に、基地問題も環境問題もサミットだけではなく、私達一人一人が考えていかなくてはならないと思います。環境問題では、個人個人が努力していけば、いつが必ず解決できる日が来るでしょう。
基地問題では、他国の人の意見なども聞いてみてはどうでしょう。
サミットは、一回きりではありません。何回も行う中で、問題を一つ一つ解決できればいいと思います。また、一部の人にまかせっきりにするのではなく、みなさんも少しずつでいいので、住み良い社会をつくるために行動をおこしてみませんか?
私達の地球を守り、暮らしを守るのは、一人一人の小さな行動の積み重ねなのですから。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1R2iFChbMjVhT_aowQRm8jO_Ye668gFCl |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008453 |
内容コード | G000000749-0013 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第277号(2000年8月) |
ページ | 10 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2000/08/10 |
公開日 | 2023/12/14 |