字新開の小波津正雄さん(字新開)から、石器の寄贈を受けました。この石器は、4年前につきしろで発見されたものです。
教育委員会が、2年間にわたる遺跡調査を行った際には、つきしろ地区での石器や土器などの発見は難しく、遺跡が不明なままでした。しかし、この発見により、つきしろに置いても、遺跡発見の可能性が出てきました。実際、近隣には、稲福遺跡(大里村)や喜良原遺跡(玉城村)といった遺跡がありますから、つきしろに遺跡があってもおかしくはありません。すばらしい発見です。
町内で石器が発見された場所は、今回のつきしろ以外にも手登根、新里、佐敷上グスク、佐敷下代原遺跡の計5箇所になります。
今回発見された石器ですが、これは表面が磨かれてつるつるすべる、いわゆる磨製石器です。沖縄では古くは4000年前にも遡る時代から、道具(農耕具・斧等)として使われていました。このことからすると、つきしろで確認される遺跡は、古くて4000年前になる可能性がでてきます。
(教育委員会城間宣子)
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1R2iFChbMjVhT_aowQRm8jO_Ye668gFCl |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008453 |
内容コード | G000000749-0007 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第277号(2000年8月) |
ページ | 6 |
年代区分 | 2000年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 2000/08/10 |
公開日 | 2023/12/14 |