なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

保健婦だより 吹きとばせ生活習慣病

3月5日~26日に、生活習慣病予防教室を開きました。今回は、昨年生活習慣アドバイス調査(コンピュータ健康診査)にご回答いただいた方を中心に参加してもらいました。
教室の内容は、1クール4回の教室で、生活習慣病の病気や栄養、運動などの生活習慣病の予防について学びました。
1日目「生活習慣病について」と題して、沖縄メディカル病院の湧上民雄医師が講話を行いました。
「沖縄県は長寿県と言われているが70歳以下をみるとそうではない。30代、40代もっと若い内から、いかに健康的な生活をするか、生活習慣病は皆さんの意志にかかっている。特に肥満にならないような生活を心がけて欲しい」と話してくれました。
また、自分の体の状態を知ってもらおうと、希望者には血液検査を実施しました。
2日目「運動習慣でヘルスアップ」と題して、県健康増進センターの運動指導士の大城幸江さんが、講話と実技の指導を行いました。
「昔に比べ生活も便利になり体を動かすことが少なくなった。体は使わなければ衰えていく。ストレス社会といわれる現代、体を休めるための静的休養と心身共にリフレッシュするための積極的休養として、適度な運動を取り入れて欲しい」と話してくれました。
また、生活習慣病予防に効果的な運動としてウォーキングを勧め、実際に歩いて自分の歩き方の癖をつかんだり、横歩き、後ろ歩き、がに股歩き、内股歩きといろんな歩き方を体験してみました。そして、正しいより効果的な歩き方で歩き、最後に気持ちよくストレッチで体を伸ばし終えました。
3日目「食習慣でヘルスアップ」と題して、栄養士の知念久美枝さんが講話を行いました。「本来、食べ物は体の栄養となりぜひ必要なもの、そして健康はバランスのとれた食事から始まる。食べて悪いものはないが、食べ方が問題。
30代、40代とだんだん体の基礎代謝も減ってくるので、よく考えて食べる習慣を身につけて欲しい」と、バランスよく取るコツなどを話してくれました。
4日目「生活習慣病のふりかえり」として、医師、栄養士、保健婦による個別相談と、全員でグループワークを行いました。
参加者は教室の期間中、生活習慣に関する問診票を記入したり、検診結果や万歩計の歩数などの数値的なデータと照らし合わせ、健康状態を確認したりしました。
グループワークでは、教室に参加してみて感じたこと、取り組み始めたことを話し合いました。4週間を振り返って、お互いのよもやま話も聞け、和気あいあいと行うことができました。
今後とも元気な佐敷人(さしきんちゅ)として励んでいただき、また、周囲にも健康づくりの輪を広げていって欲しいと思います。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1womqwoEh3-o-Q6ErUkJ5qbA08YfT0zyk
大分類 テキスト
資料コード 008453
内容コード G000000746-0012
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第274号(2000年5月)
ページ 7
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2000/05/10
公開日 2023/12/14