なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

保健婦だより 食生活の見直しは家庭から 親子料理教室開催

(大切な食)
近年、食生活の欧米化や、外食産業、ファーストフードの普及といった、便利で豊かな世の中になっています。一方で、子どもの頃から生活習慣病の兆しが見られるなど、食生活の乱れが問題となっています。「沖縄の長寿は食にあり」と言われたのも高齢者の時代であり、現代の若い世代には通用しなくなりつつあります。

〈食生活の見直しは家庭から〉
このような中で、沖縄の伝統料理を継承しつつ、ヘルシーで正しい食生活の普及を改めて図っていく必要性がでてきています。自分自身での食生活の見直しはもちろんですが、町としても住民の健康保持増進を推進していくために、今後食生活改善推進員として普及させ、食を中心とした健康づくりの輪を地域皆で広げていけたらと思っています。
まずは、自分自身の食の見直しを、あるいは家族単位で出来ることから始めていってみませんか。

〈手作りそば教室開催〉
町では去る11月13日と27日に婦人の家において、親子手作りそば教室を実施しました。
これは、地域で健康づくりの推進を担っている保健推進員の活動の一環として行われたものです。
教室には、土曜日ということもあって多くの方の参加がありました。

〈自作のそばに感激〉
今回は麺の作り方を中心に、参加者全員でそばの生地作りから行いました。生地はこねる程よくのびるので大人も子どもも一生懸命です。生地を少しねかせた後、適当な太さに切って軽く手の中で握ると、麺独特のヒダが出来ます。
最後にお湯でサッと茹でると麺は出来上がりです。だし汁をかけ、材料を盛りつけると見事な手作りそばの完成です。多少形は不揃いですが、自分で作った麺は一段とおいしく、皆喜んで頂きました。
参加者からは、他にもケーキなどのお菓子作り、ハーブを使った料理などをやってみたいと、いろいろな声があがっていました。改めて手作りのよさ、親子のコミュニケーションを感じている様子でした。
また、保健推進員からは、カーサムーチーなどの沖縄料理もいいのではないか、親子以外でも多くの方が参加出来る教室にしたい等今後の意気込みに熱意の声があがりました。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1-gVgwHOnxTxT43Xn24yphfB7L28-pKmj
大分類 テキスト
資料コード 008452
内容コード G000000739-0015
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第271号(2000年2月)
ページ 10
年代区分 2000年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 2000/02/10
公開日 2023/12/14